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「目からうろこ」のリサイクル - 化粧品業界リレーコラム

「産業廃棄物の処理委託先を変えるのはおっくう...」というご担当者様の声をよくお聞きします。それもそのはず、不法投棄の問題や廃棄物処理法の対応等、様々な検討が必要な処理委託先の変更は、ご担当者様に少なからず負担を与えます。

しかし、それにも関わらず「これまでリサイクルできていなかったものがリサイクルできる」 という気付きから、処理委託先の変更が進んでいる業界があります。化粧品業界の「廃棄製品のリサイクル」です。

今までどのようなことに困り、そして、どのように解決してリサイクルを実現させたのでしょうか。

化粧品業界のリサイクル取り組み事例
~多品種の廃棄物リサイクル~

化粧品業界では、販売促進のキャンペーンで使用しなかった製品サンプル等、製品を廃棄しなければならない状況が発生します。しかし、この廃棄物が曲者。製品をリサイクルするにあたって代表的なご担当者様の2つの「困った」があります。

困った(1) 多品種な廃棄物

化粧品業界の製品は、容器に入っており、なおかつ種類によって成分がバラバラという難点があります。そのため、リサイクルできる委託先を探しても見つからなかったという経験をされたご担当者様が多いようです。

   しかし、実はこのような返品廃棄物は、破砕機で細かく「破砕」した後、他の廃棄物と「混合」することでセメントに使用する代替燃料・原料としてリサイクルすることができます。リサイクルをしたくても委託先が見つからなかったというご担当者様は、リサイクル方法を限定して再度探してみると良いでしょう。
(Photo by Jörg Weingrill.Some rights reserved)

困った(2) 手間・コストの削減とリサイクルの両立

リサイクルをするには分別が必要になる等手間が増えるイメージがあります。しかし、フレコンの設置方法や積み込み方法を工夫することで、作業効率をあげ、手間を減らすことが可能です。このような現場の工夫は、様々な企業様の廃棄物置き場を知る処理会社の得意分野です。そのため、もし改善を検討しているのであれば、取引をしている処理委託先に相談をしてみることが有効です。

また、現在の処理よりリサイクルの方がコストダウンにつながるケースもあります。問題は、そうした委託先を見つけることができるかどうかで、手間・コストの削減とリサイクルの両立は決して不可能ではありません。両立を可能とする委託先を見つけるために、改めて近隣の処理会社に相談・見積もりの依頼をする等、情報収集するのもよいでしょう。


※リサイクルが実現できるかどうかは地域によって異なります。

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