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CSR・環境戦略Q&A

東南アジアで新たな工場建設するにあたって、リサイクルでの廃棄物処理を検討しています。東南アジアでもセメントでのリサイクル要望が高まっているというのは本当でしょうか。

はい、本当です。東南アジアでも同様にセメント工場で廃棄物のリサイクルは行われており、前回記事「タイやマレーシアでの廃棄物マネジメントリスク」で取り上げたように、循環型社会構築のための廃棄物リサイクルの要望は近年高まっています。

アジアで進むセメントの廃棄物利用

日本では年間約4億t発生する廃棄物のうち、約3,000万tがセメント工場でリサイクルされています。世界的にも日本のセメントリサイクル技術は高く、セメント1,000㎏製造当たり約480㎏の廃棄物、副産物が原料及び燃料として有効利用されています。

また日本では産業廃棄物総発生量の約76%が中間処理されており、単品では成分や数量の問題で再資源化できない廃棄物がこの中間処理を通して安定的な原料、燃料としてセメント会社へ供給されています。こうした中間処理の存在がセメント産業での廃棄物利用を促進する一つの要因でもあります。

参考:
セメント協会 廃棄物・副産物の受け入れ状況
平成24年環境省・廃棄物等循環利用量実態調査編(PDF)

日本のみならず近年日系企業の進出が加速するアジア諸国でもセメント業界での廃棄物利用が行われており、セメント業界各社が廃棄物処理の許可を取得し企業から出る廃棄物を積極的に受け入れしようとしています。しかし、比較的セメントリサイクルが進んでいるタイにおいても、セメント1,000㎏製造当たりの廃棄物利用量は100㎏以下とその利用比率は高くありません。

マレーシアに至っては、10㎏以下とまだまだ廃棄物利用量は少ないのですが、今後さらなる受け入れの拡大が見込まれます。さらにアジア諸国ではこの中間処理の概念がまだ確立されておらず、今後、中間処理施設を増やしていくことがセメントリサイクル率を向上させる1つのポイントと考えられます。

最終処分までの透明性の確保とリサイクルでの適正処理をするために

日本のみならずグローバル拠点も含めたゼロエミッション達成、また最近増加傾向にある悪質業者による不法投棄、不適正処理に巻き込まれないために、日本同様に海外でのセメント工場を活用したリサイクルルートの構築が鍵になってきます。

また近年ではアジア諸国での廃棄物処理法の改正や管轄行政の不法投棄に対する取り締まりが強化されてきおり、不法投棄に巻き込まれる日系企業も増加傾向にあります。

こうした状況もあり、最終処分までの透明性の確保と適正処理による再資源化達成のために東南アジアにおける中間処理事業、アミタの進出を望む企業様からの声も多く頂いています。アミタではアジア圏での循環型社会構築のための事業展開も検討しております。国によって、廃棄物処理に関する法律、処理価格、セメント会社で受け入れが可能な廃棄物種類などは異なりますが、既に現地でのネットワークもございますので何かお困り事などございましたらお気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール
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大和 英一 (やまと えいいち)
アミタ株式会社
海外事業グループ 海外事業チーム

アミタに合流後、国内の再資源化事業、廃棄物管理業務の合理化、大手住宅メーカー(出向)での委託先の現地確認等の業務を経験。2011年からは海外でのリサイクルルートの構築や新規事業、国際資源循環に関する調査・コンサルティングを担当。

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