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産業廃棄物処理業の許可自治体が2018年4月に増えたと聞きました。どのような対応が必要ですか? 初心者向け

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2018年4月1日から、福島市、川口市、八尾市、明石市、鳥取市、松江市の6市が中核市に移行しました。地方自治法で定められた政令指定都市や中核市が増えると、廃棄物処理業の許可権限を持つ自治体も増えることになり、以降は権限が、都道府県知事から市長へ引き継がれます。当該自治体に自社の事業所がある場合や処理委託先の会社がある場合は、行政対応に不備がないか改めて確認が必要です。

※本記事では、2018年4月1日の中核市追加に関する排出事業者への実際の影響について、要点のみ記載しております。

なぜ起こる?許可自治体の増加

産業廃棄物処理業の許可権限は、47都道府県のほか、いわゆる政令指定都市と中核市、さらに廃棄物処理法で別途規定している福岡県大牟田市(これまで別途規定されてきた広島県呉市・長崎県佐世保市は、中核市へ移行)が持っています。

すると、廃棄物処理法の改正がなくても、新たに政令指定都市や中核市が増加すれば、許可権限を持つ自治体が自ずと増加するということになるのです。

なお、地方自治法の改正により、2015年4月1日から、中核市の人口要件がこれまでの「30万人以上」から、「20万人以上」に緩和されています。神奈川県藤沢市、三重県四日市市、大阪府吹田市などが中核市となることを目指しており、今後、さらに増加することも予想されますので、定期的にチェックしておくとよいでしょう。

▼最近増加した自治体の一覧

年月日 自治体名 経緯
2017年1月1日 八戸市 中核市に移行
2018年4月1日 福島市、川口市、八尾市、明石市、鳥取市、松江市 中核市に移行

▼許可自治体の一覧はこちら

産業廃棄物の管轄自治体(政令市)の一覧表が、どこかにありませんか?

許可自治体増加による影響・確認すべきポイント

以下、主に2つのポイントを確認しておくことをお勧めします。

1) 当該自治体に自社の事業所がある場合

当該自治体に排出事業者の事業場がある場合、マニフェスト交付等状況報告書などの提出先が変更になります。また、現地確認についての条例の違いなどへの対応が必要な場合があります。

例えば、該当する市に事業場がある場合は、毎年6月30日締切のマニフェスト交付等状況報告書、多量排出事業者の産業廃棄物処理計画などは、2018年4月以降は該当する市に提出することになりますのでご注意ください。

2) 当該自治体に処分委託会社、積替え保管委託会社がある場合

産業廃棄物処理業の許可権限といっても、収集運搬業の許可は2011年の4月1日から原則47都道府県に集約されています。したがって、収集運搬については、これまでどおりの収集運搬業の許可を持つ会社に委託すれば問題ありません。

気をつけるべき点としては、当該自治体で処分業を行っている会社と、積替え保管を行っている会社に委託する場合です。明石市を例にすると以下の通りです。

(1)中核市移行後の許可の取扱い

平成30年4月1日の明石市の中核市移行後、許可の取扱いは次のとおりです。

ア 産業廃棄物収集運搬業

▼県内全域で収集運搬業を行う場合

1. 明石市内では積替え保管を行わない事業者 → 兵庫県知事等の許可(※注1)
2. 明石市内で積替え保管を行う事業者 → 明石市長と兵庫県知事の許可

明石市内のみで収集運搬業を行う場合

1. 積替え保管を行わない事業者 → 明石市長の許可
2. 積替え保管を行う事業者 → 明石市長の許可

イ 産業廃棄物処分業

1. 明石市内に事業場を設置して処分業を行う事業者 → 明石市長の許可
2. 明石市外に事業場を設置して処分業を行う事業者 → 兵庫県知事等の許可(※注1)

ウ 一般廃棄物・産業廃棄物処理施設設置許可

1. 明石市内に処理施設を設置する事業者 → 明石市長の許可
2. 明石市外に処理施設を設置する事業者 → 兵庫県知事等の許可(※注1)

※注1)神戸市・西宮市・尼崎市・姫路市内に処理施設を設置する事業者は、各々の市長の許可が必要です。それ以外の県内地域は兵庫県知事の許可が必要です。

出典・明石市Webサイト:「中核市移行に伴う廃棄物処理法等の許認可等に関する事務の移譲について

既にある許可はどうなるの?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。3月31日以前に取得された現有の許可は、4月1日以降はみなし許可として有効期限まで利用可能です。ただし、4月1日以降新たに取得される許可に関しては、当該自治体での許可証を受ける必要があります。

いかがでしたか?近隣の自治体が中核市等へ移行する際は、十分気を付けましょう。

本件に関しては、各市のWebサイトでも紹介されています。

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書き手プロフィール

ishida001.jpg石田 みずき (イシダ ミズキ)
ミタホールディングス株式会社
経営戦略グループ 共感資本チーム

滋賀県立大学環境科学部を卒業後、アミタに入社。メールマガジンの発信、ウェブサイトの運営など、お役立ち情報の発信を担当。

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