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廃棄物管理の事務業務をアウトソーシングする場合、排出事業者はどのようなメリットがあるのでしょうか?

少し手前みそではありますが、昨年業界に先立ちアミタが提供を開始した廃棄物管理業務のアウトソーシングサービス「廃棄物管理ベストウェイ」の導入事例より、メリットをご紹介いたします。メリットには主に以下の点が考えられます。

  1. 業務内容が整理され、可視化される
  2. 委託会社とのコミュニケーションの質があがる
  3. 他の業務へ注力できる
  4. 廃棄物業務の引き継ぎ時に効果的(属人化を防止できる)
(1)業務内容が整理され、可視化される

廃棄物管理の実務、処理委託契約書や委託先の業の許可証、マニフェスト伝票といった文書の管理から委託先とのコミュニケーション、日々の引取り手配や実績管理等、多岐に渡ります。

通常排出事業者が自ら廃棄物管理の実務を行う場合は、社内で上記のような役割を分担し、担当者がそれぞれ自分の業務を行いますが、実施した手続きの内容が互いに共有されることは少ないのが実態です。また、工場や事務所ごとに各担当者の裁量に任せた異なる運用がなされているというケースも多くみられます。

アウトソーシングを導入した場合、実務はあらかじめ定めた業務手順に基づいて進められ、その実施状況はメールやインターネットを通じて関係者間で随時共有がなされます。これにより、属人的な情報管理にならずに自社の廃棄物管理の状況が常に可視化され、離れた拠点でも確認ができます。例えば、各廃棄物の配車のスケジュール、実績数量、新たな廃棄物の検討状況の進捗、マニフェストの返送状況や、契約書・許可証の期限管理など、多くの情報をインターネット経由で常時確認できます。これがメリットの一つです。

(2)委託会社とのコミュニケーションの質があがる

アウトソーシングを導入すると、運搬会社や処分会社との直接のコミュニケーション量は減少します。そのため、処理委託先との関係が希薄になることを懸念されるケースがあります。たしかに、事故や違反事例を紐解くと排出事業者と処理会社のコミュニケーション不足が起因しているケースも多々見られます。

しかし、廃棄物管理のプロフェッショナルに実務をアウトソーシングすることで、処理委託先とのコミュニケーションの質が向上し、結果的に導入前より関係性が良くなるケースが多くあります。

例えば、新たな廃棄物の処理委託を検討する場合に、これまで多忙のためWDS(廃棄物データシート)を作成せずに、口頭説明とサンプル提供のみで検討依頼していた企業が、アウトソーシングを導入した結果、廃棄物情報が書面化され、さらに委託検討先の会社が適切な検討と評価をするために必要な情報をアウトソーシング会社が排出事業者に代わって整理・提供することで、検討のフローがスムーズになり、また委託後のトラブル抑制にもつながったという事例があります。

さらに、これまで既存の委託会社への問い合わせのみで処理方法の検討をしていた場合は、アウトソーシング会社のネットワークを活用することで、新たな委託先候補を見つけるチャンスが増え、リサイクルの質の向上やコスト削減につながることもあります。

(3)他の業務へ注力できる

廃棄物管理に関する事務的な業務をアウトソーシングし、自らは意思決定(指示・判断・承認)に特化することで、廃棄物管理以外の各種業務に注力できる時間が増えます。

(4)廃棄物業務の引き継ぎ時に効果的

複雑かつ細かい廃棄物管理業務の引き継ぎには長い時間が必要ですが、事務業務をアウトソーシングしている場合は、手順やツールが標準化されており、把握すべきポイントが絞られているため、引き継ぎする担当者の負担は大幅に低減します。

さらに着任して間もない担当者の方の場合は、全体像の把握から管理プロセスの構築までをアウトソーシング会社が一緒に考え、実施することにより、不安と非効率性の解消に役立ちます。

アウトソーシングするには当然費用が発生しますが、専門の会社に委託することで上記のような効果を得られるため、企業としてより戦略的な活動へのリソース投入が可能になり、企業競争力の強化につながります。

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執筆者プロフィール

Mr.Tanaka.jpg田中 健一 (たなか けんいち)
アミタ株式会社
環境戦略支援グループ ワークデザインチーム チームリーダー

企業本社のコンサルティング、工場のリサイクル営業、社内の新規事業開発、経理業務などを経験。廃棄物業界だけでなく、企業の内面的な管理業務の課題にも精通。現在は経験を活かし、業務の標準化、非生産的業務の外注などの廃棄物管理業務の合理化を支援。

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