「Circular Economy(サーキュラー・エコノミー)」の表彰団体とは?企業取り組みのポイントは? | 企業の環境・CSR・サステナビリティ戦略に役立つ情報が満載!

環境戦略・お役立ちサイト おしえて!アミタさん
「おしえて!アミタさん」は、企業のCSR・環境戦略をご支援する情報ポータルサイトです。
CSR・環境戦略の情報を情報をお届け!
  • トップページ
  • CSR・環境戦略 Q&A
  • セミナー
  • コラム
  • 担当者の声

CSR・環境戦略Q&A

「Circular Economy(サーキュラー・エコノミー)」の表彰団体とは?企業取り組みのポイントは?

Some rights reserved by tec_estromberg

以前、EUの環境・資源利用政策における重要キーワードである「Circular Economy(サーキュラー・エコノミー)」についてご紹介しました。この新しい経済・産業のあり方が、産業革命以降の生産と消費の在り方を大きく変革する可能性を秘めていると言われており、とある調査によれば、2030年までに、4億5000ドルの市場を創造出来ると予想されています(※参考1)。今回は、サーキュラー・エコノミーの最新情報をご紹介します。

最新情報 :サーキュラー・エコノミーに貢献する団体・個人を表彰

「世界経済フォーラム(WEF)」と同フォーラムの選出者により構成される「ヤング・グローバル・リーダーズ」は、2018年1月に開催された年次総会(ダボス会議)にて、「Circulars」の受賞者を公表。サーキュラー・エコノミーに関して顕著な貢献をした団体や個人を表彰しました。なお今年は、45ヶ国から296のエントリーがあったようです(※参考2)。

これらの中から、サーキュラー・エコノミーを牽引する実践例として、下記に紹介します。

▼表彰された7つの団体や個人

1.フランス・ファン・ホーテン氏(フィリップスCEO)

機器の販売から顧客へのソリューション提供へ、フィリップスのビジネスモデルを変革。循環型のビジネスを強く提唱し、推進している。
【参考】https://www.philips.co.jp/a-w/innovationandyou/article/extended-story/circular-economy.html

2.IKEA(スウェーデン発祥の世界最大の家具量販店)

製品開発・製造、原材料調達など、サプライチェーン全体でサーキュラー・エコノミーに取り組む。
【参考】https://www.ikea.com/ms/en_JP/this-is-ikea/ikea-highlights/2017/circular-economy/index.html(英語サイト)

3.Apto Solutions(アメリカ)

資産のライフサイクル管理、責任あるリサイクルプログラム、データセンターなど幅広いソリューションの提供で、電気電子機器廃棄物の削減に貢献している。
【参考】http://www.aptosolutions.com/tags/circular-economy(英語サイト)

4.Sitra(フィンランド政府イノベーション基金)

2025年までにフィンランドをサーキュラー・エコノミーにおける世界のリーダーにすることを目標に、経済・環境・社会それぞれの側面においてロードマップ構築を主導した。
【参考】https://www.sitra.fi/en/topics/a-circular-economy/(英語サイト)

5.ABN AMRO Bank NV(オランダの大手投資銀行)

サーキュラー・エコノミーから現れる新しいビジネスモデルの資金調達を先導している。
【参考】https://www.abnamro.com/en/sustainable-banking/our-focal-points/circular-economy/index.html(英語サイト)

6.AMP Robotics(アメリカ)

リサイクル施設のために廃棄物の新しい仕分け技術の開発に成功した。
【参考】https://www.amprobotics.com(英語サイト)

7.Banyan Nation(インド)

インドで最初に垂直統合されたリサイクル会社であり、サプライチェーンを統合して、プラスチック回収と再利用を最大限に活用している。
【参考】http://www.banyannation.com(英語サイト)

最新情報 :2018年10月 世界循環経済フォーラムが日本で開催!

同フォーラムは、2017年に第1回がフィンランドのヘルシンキで開催され、105ヵ国からの約1,500人が参加し、各国のサーキュラー・エコノミーの政策や、企業の新たなビジネスモデルについて、情報・意見交換がなされました。

2018年の第2回目は、Sitra(フィンランド国立研究開発基金)と環境省の共催で、本年10月に横浜で開催されます。ここでは、世界各国から民間企業や政府関係者、その他多様なステークホルダーが最新の情報や事例に基づき国際的な議論が行われる予定です(※参考3,4)。

具体的にどうする?サーキュラー・エコノミーに取り組む視点

各企業はどのような視点から、サーキュラー・エコノミーに取り組んでいけばよいのでしょうか。具体的には、下記が挙げられます。

  • 自社のバリューチェーン、サプライチェーンを改めて点検し、資源やエネルギーの使用、製品のライフサイクル、資産や機能などに、本当に無駄はないか?
  • 省資源やリサイクルの取り組みをさらに進めることで、長年取り組んできたビジネスモデルを変革しうる余地はないか?
  • 資源活用の動きを加速させ、サプライチェーン全体で、"循環の輪を作る"ための取り組みや、消費スタイルそのものの変化を推進する商品・サービスをリリース出来ないか?

サーキュラー・エコノミーは、有限な資源を効率的且つ継続的に利用するという環境政策であると同時に、雇用・成長・投資などを促進させる経済政策でもあります。これらはSDGsの取り組みにもつながると考えられ、第1回世界循環経済フォーラムでは、全体会合および各分科会終了後、主催者からのキーメッセージの1つとして「循環経済を通じてSDGsを達成する」という方針が発信されています。

参考情報

(※参考1)アクセンチュアWebサイト:「アクセンチュア最新著書――「サーキュラー・エコノミー」による経済効果は4.5兆ドル
(※参考2)アクセンチュアWebサイト:「Accenture Announces Winners of The Fourth Annual Circulars in Davos
(※参考3)環境省Webサイト:「世界循環経済フォーラム2018の開催について
(※参考4)Sitra Webサイト:「World circular economy forum japan」 

関連情報

SDGs_240.pngアミタでは、企業のSDGs取り組みに関する「研究会/ワークショップ」を実施しています。

執筆者プロフィール(執筆時点)

Mr.SuetsuguCSR_s.jpg末次 貴英(すえつぐ たかひで)
アミタ株式会社
環境戦略デザイングループ グループリーダー

これまで100社以上の企業に、サステナブル経営のためのビジョン策定、環境戦略立案、CSR・CSVコンサルティング、環境取り組みのアウトソーシングサービス等を提供している。森林管理と酪農を組み合わせた「森林酪農事業」の立上げや、大型バイオガス発電施設の工場長、産業廃棄物のリサイクル営業等の経験を活かした、現場感・手触り感のあるコンサルティングが持ち味。

無料メールマガジン登録はこちら

ご依頼・ご相談はこちら

このページの上部へ