帝人|BtoB企業だからこそできるCSR活動とは? | 企業の環境・CSR・サステナビリティ戦略に役立つ情報が満載!

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帝人株式会社 CSR・信頼性保証部 CSRグループ 環境経営担当部長 小野 達哉 氏帝人|BtoB企業だからこそできるCSR活動とは?

変化の激しい今の時代、就職・転職の際の企業選びは「給与の高さ」や「安定性」だけではなく、「企業姿勢や一緒に働いている人に共感できること」「自分の能力を最大限活かせる風土があること」も大事にしたほうがいいのでは?そんな想いからスタートしたインタビュー。今回は帝人株式会社にてCSR・信頼性保証部CSRグループ環境経営担当部長である小野達哉氏にBtoBにおけるCSRを実践する意義をお聞きしました。

B to B だからできるCSR活動

阿部:帝人さんのようにB to Bがメインの事業ですと、世間一般に向けてのCSR活動報告はなかなか難しいと思います。特に注力されているCSR活動や特徴のある社会貢献活動はありますか?

小野氏:そうですね。B to Cの会社であれば、企業のCSR活動が消費者の購買意欲を左右するということがありますよ。しかし、弊社のようなB to Bの企業ですと、企業広告と一緒で、世間一般に向けての情報発信は難しいです。ですが、バリューチェーンの中で、企業同士で取り組む活動は、B to Cの事業をされている会社さんより進めやすい一面もありますよ。

阿部:具体的に企業間での活動とは、どのようなことをされているのでしょうか?

小野氏:弊社では、2002年から"エコサークル"というポリエステル繊維の100%循環型リサイクルシステムを開始しました。ポリエステル繊維の古着を回収し、ケミカルリサイクルを行い、もう一度糸の状態に戻すことで、石油由来の製品と同様な高品質の製品を作っています。この取組みに賛同して参加されているメンバー企業を始めとして、様々なバリューチェーンを巻き込むことで、このシステムが実現しました。回収されたポリエステル繊維はこれまで、企業のユニフォーム、学校の制服やインテリアなど様々なものに生まれ変わっています。

阿部:貴社の繊維事業で培った技術を活かしたCSR活動ですね。

小野氏:繊維をたくさん作り、その一方で、大量の繊維を燃やす、埋め立てるということは、社会的に問題がありますからね。これは製造メーカーとしての社会責任であると思います。

本業を通じた社会貢献活動を

teijin03.png阿部: 国内・国外にも多くの拠点がある中で、社員のみなさんのCSR意識の強化や共有化はなかなか容易ではありませんよね。

小野氏:事業所で実際にラインに立って業務をしている人と、営業やオフィスで勤務している人の環境意識には、やはり少し差がありますね。オフィスでの電気の使用や排出しているゴミといったことだけではなく、自分たちが作っている製品がいかに社会貢献・環境に配慮した製品なのか、そういった点を社員全員に共有してもらいたいです。

阿部:現場や製造ラインを把握していないと、分からない点もたくさんありますよね。貴社のCSRレポートに書かれているCSRピラミッドの一番上に位置する選択的CSRは、社内でも一番難しいポイントでしょうか?

小野氏:そうですね。選択的CSRは社会貢献活動ですから、どうしても本業と離れているイメージが強いですね。本業を通じた社会貢献ですと、社員の多くに理解してもらいやすいです。

プラス思考の環境教育で意識の向上を図る

teijin01.jpg阿部:そういった意識づけが、社内の環境意識の改革になりますね。最近の帝人さんでの環境に関する社内教育の新しい取り組みなどはありますでしょうか?

小野氏:新入社員への環境をテーマにした研修です。以前の新入社員研修でもESHやCSRなどに関して学ぶ時間がありましたが、どちらかというと、S(安全・防災)やH(健康)が中心でした。CSRでいうと企業倫理や企業が起こす不祥事についてなど限定的な内容でしたね。しかし、今年からは、新たに、"環境経営"という視点で勉強してもらっています。

阿部:なるほど。私も現在入社1か月、日々勉強中です。昨年の今頃は、就職活動真っ最中でした。最後に、現在就職活動中の学生に一言メッセージをお願いします。

小野氏:就職活動で一生が決まるわけではないと思います。ある意味、就職活動は"運命"ですよ。ですからあまり悩まず、たとえ第一志望でなくても、それが自分の"Destiny"と思って、前向きに頑張ってほしいですね。

阿部:(自身の就職活動を思い出し、しみじみ・・・)小野様、本日は大変貴重なお話ありがとうございました。

インタビュアー

abe.jpg阿部 朋子(あべ ともこ)
アミタ株式会社
環境戦略支援グループ カスタマーリレーションチーム

宮城県出身。岩手大学大学院修了後、アミタ入社。3.11の震災により、アミタの持続可能な社会の実現に共感。現在は非対面の営業チームであるカスタマーリレーションチームにて、アミタの各種サービス提供を担当。

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