
「法を駆使して創造性、イノベーションを最大化する」という理念のもと、変わりゆく時代に合わせて自発的にルールメイキングしていくための「法」×「デザイン思考」=「リーガルデザイン」という考えを提唱する、なんともゼブラな法律家に末次が突撃!
しまうまフレンド5組目は、シティライツ法律事務所代表の水野祐さん。レッツ!しまうまトーク!
しまうまトークとは
「ゼブラ企業」とは、相反する「社会性(白)」と「経済性(黒)」の両立を目指す企業のこと。経済問題と環境問題の同時解決を目指すアミタHD代表 末次が、ゼブラ仲間を探して全国の企業や大学、研究所を巡ります。
イノベーションの草原を駆け回るシマウマたちの頭の中、覗いてみませんか?
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| ・まず変えるべきは法律ではなく、使い方 ・ドナルド・トランプも「リーガルデザイナー」? ・関係性が循環するリーガルデザイン ・未来の価値創出の鍵は「消費者」 ・国×企業×自治体、全員参加のルールメイキング革命 ・交渉の共通言語は「持続性」 ・地球の未来は誰が創る? |
まず変えるべきは法律ではなく、使い方
末次
今日はよろしくお願いします。早速ですが、事務所名の「シティライツ」ってチャップリンの映画(邦題は「街の灯」)が由来なんですか?
さらに、この格差の広がりと連動するように、インドやインドネシアといった国々で出生率が著しく低下している。これは、質の高い教育や医療にアクセスできる層ほど出生率が低下するという、新しいタイプの格差の現れではないかと指摘されています。この社会構造の変化について、安田先生の考えを教えてください。
水野氏
よくご存じですね。それもありますが、もっと直接的な由来は、サンフランシスコにある書店なんです。元々、大学時代にサブカルチャー、インターネットカルチャーを浴びるような生活をしていて。そういう作品やカルチャーを作っている人たちのサポートをしたいな、というのが法律家になった初期衝動です。最初はエンタメやアート業界の知財関連の仕事をしていたんですが、次第にIT業界の知財や個人情報保護法のようなデータを扱う仕事が増えていって、最近では公民連携やスマートシティといったまちづくりの仕事も増えています。インターネットやデジタル技術を使ってソフトからハードまで幅広く仕事をしているのが特徴だと思います。
実は私自身、法律家になる前は法やルールって、邪魔なものだと捉えていたんです。ただ、中身を知るにつれて、割と柔軟性を持った自由なものなんだなという感覚が芽生えてきて。法やルールに邪魔をされると感じるのは、使う側の意識の問題なんじゃないかとも思うようになりました。
これらを踏まえると、今後の理想は、暮らしも豊かになりつつ格差も抑えられる、いいとこ取りの仕組みを考えることですよね。僕は、現状の資本主義の仕組みを維持したまま格差を解消するには、大きく2つの考え方があると思います。
末次
すごい、この時点で既に面白いな……。法曹界では水野さんのような「リーガルデザイン」の考え方って結構変わっているんじゃないですか?
水野氏
どうだろう……。仕事に対して自分なりの思考を持ち、一貫性を保った対応は大切にしています。その中で感じたことを本や寄稿記事にまとめたり、言語化するところは多少変わっているんですかね。
あと未だに「自分、弁護士です」って名乗るのにどうしても違和感があるんですよね。士業って、ただの資格という感覚が強くて。
