含水率の高い汚泥(以下、高含水汚泥)の処理費用を下げるには、まず減量化のため含水率を下げる方法を検討しましょう。
含水率低減による減量化の工夫
汚泥は産業廃棄物のうち最も排出量が多く、(全体の44.0%:平成22年度実績、環境省報告)中でも処理費が割高になりやすい高含水汚泥にお困りの会社も多いのではないでしょうか。
高含水汚泥に限らず、廃棄物の発生量削減の検討にあたっては、原料や製造工程を見直し、そもそも廃棄物がでない工夫ができないか、どうしても発生する場合は、いかにその量を減らせるかを考えます。
高含水汚泥の場合は、含水率を下げる「乾燥」「脱水」が、もっとも取り組みやすい減量の工夫です。 乾燥や脱水の設備を導入する方法はもちろん、工場内で発生する余剰蒸気等がある工場の場合、それを活用して乾燥機を導入、稼働させることもできるかもしれません。 また、自社の既存設備をうまく利用している会社もあります。
例えば、社内に高熱を発する炉の施設等がある場合、その熱で汚泥の水分を乾燥させる設備として活用されているケースなどです。(注) その他、凝集剤を変えることで汚泥の脱水率が向上することもありますし、脱水助剤としてパーライトやおが粉を加えることもあります。ただし、こうした添加物の変更や追加は、汚泥の成分が変化したり、発生量が逆に増えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
(注)乾燥施設として、処理能力が10m3/日超えるものは、産業廃棄物処理施設設置許可が必要になります。
含水率低減によるメリット
高含水汚泥は、含まれる水分の分だけ余計な処理費がかかったり、扱いにくさから処理単価が割高になったりすることの多い廃棄物です。それは逆に言えば、含水率の低減の取り組みが、処理単価・処理費用の削減につながりやすいということです。扱いがしやすくなることで、社内でのハンドリング改善効果なども期待できるでしょう。
廃棄物のリサイクルフローを詳しくヒアリングしてみると、高含水汚泥の他にも、分別や選別などの手間が掛かるために、処理単価が高くなっているケースをよくお聞きします。費用対効果ですが、処理委託前の工程を工夫することで、処理費用を抑えられる可能性があります。
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おしあみへんしゅうぶ
おしアミ編集部
アミタ株式会社
おしえて!アミタさんの編集・運営担当チーム。最新の法改正ニュース、時事解説、用語解説などを執筆・編集している。
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