トラブル発生から短期間で環境マネジメントシステムを導入。本社と現場の意思疎通密度がスピードの秘訣 | 企業のサステナビリティ経営・自治体の町づくりに役立つ情報が満載

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インタビュー

株式会社J-オイルミルズ 執行役員、品証・環境部 (2/3)トラブル発生から短期間で環境マネジメントシステムを導入。本社と現場の意思疎通密度がスピードの秘訣

e-廃棄物管理」を導入された、J-オイルミルズ様からのお声は3回に分けてお送りします。今回はその第2回目。執行役員矢崎氏、マネージャー新保氏、次長酒井氏に導入までの背景、効果などを聞きました。(以下、敬称略)

「e-廃棄物管理」を導入いただきましたが、担当者が独自で管理している現場が多い中、混乱はなかったですか?

新保:導入にあたって全員一致ではないですが、概ね現場は積極的に賛同してもらいました。現場の環境に対する意識の違いかもしれません(笑)。廃棄物のリサイクル率は99.2%ですが、以前から環境に対する意識がとても高いのです。それが土台にあって、廃棄物管理のIT化についても、積極的にやってみようじゃないか、ということになりました。

酒井:「e-廃棄物管理」を選んだ理由は、弊社が合併会社で基本的な考えは3社とも同じでも細かいところは少しずつ違っており、それを1つにまとめていくという命題がありました。まず取り組んだのがISO14000の全工場導入でしたが、廃棄物管理についても全社統一していきたいということで今回の話も上がってきました。

またリサイクル処理などの業務で日頃からお世話になっているのがアミタグループというところが大きかったと思います。そのときは環境に対するコンサルティングで相談させてもらった経緯があり、これを機会に廃棄物管理のシステムを各工場に導入して一括管理しようということになりました。

実際に業務をやっている各工場の環境管理責任者に確認し、その賛同を得て「e-廃棄物管理」を入れたのです。2008年の夏ごろにトラブルが発生して12月にはご相談して、2009年4月スタートでしたから、即決でしたね。

現場へのコンセンサスはある程度トップダウンで進めていったのでしょうか?

新保:当社は工場長に権限が委譲されており、現場の意見をよく聞いております。「e-廃棄物管理」が立ち上がったばかりでしたが、改善していけば良いシステムになるだろうという直感がありました。また、弊社の社風として割と新しい物好きかもしれません。環境関連やその他の廃棄物処理法の改正があったとき、情報を共有できるシステムを1年ぐらい前に急遽導入し、それから今回の廃棄物管理システムとステップを踏んできたので、そんなに抵抗がなく使えれば便利だと思ったのでしょう。

また「e-廃棄物管理」は単独のシステムとして十分役に立つと思ったからです。当社の基幹システムは重厚長大で廃棄物の管 理を入れるのも費用がかかりますし(笑)。

酒井:最初は現場も使い方が分からなく意見も出なかったですけど、使うに従って「もうちょっとこうしたら便利だね」というような意見が積極的に出てくるようになりました。実際、私も工場の担当者にこのシステムについて聞いてみたのですが、良い反応が多いですね。

弊社の都合で全部は改善できないにしても、すでに4回バージョンアップしているという話を聞いているので、全部が自社工場の思うようにいきませんけれども、改善案を出そうということをいっています。また、「e-廃棄物管理」は予め登録した情報を選ぶだけ なので、入力が大変楽でした。

弊社の工場によっては、マニフェストの月間発行枚数が100枚ぐらいのところもありますので、そうした廃棄物発生量の大きな工場では何度も同じ情報を入力するシステムでは大変だったと思います。

矢崎:他にも業務の標準化や担当者の世代交代の際の引き継ぎに、こういうシステムは非常に有効な手段ですので、良いシステムを導入していただいたなと認識をしています。

■本インタビューの全ての記事は下記からご覧いただけます。   

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