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発生する廃棄物をリサイクルする場合、価格(処理費あるいは売却費)はどのように決まるのでしょうか?

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by SamanthaChapnick

大きく3つのポイントから価格が評価されます。

1・・・リサイクルする発生品(産業廃棄物・副産物)が何の代替原料(燃料)になるか
2・・・代替するバージン原料の価格変動の影響
3・・・代替原料として利用するための前処理にかかる費用

1で比較基準となる原料が決まり、2で比較すべき現在の相場価格が決まります。後は、それを原料・燃料として利用するために必要な加工の手間ひまの費用が価格からひかれ価格が決まります。

今回は、セメントリサイクルを例にとって発生品の価格について、考え方の一例をお伝えします。

例:石炭代替としての発生品の考え方

現在、産業廃棄物のリサイクルを考える上でセメントリサイクルは欠かせない存在となっています。セメント協会の統計によりますとセメント1t生産するのに481kgの発生品が利用されています。2012年度は約2,900万tの副産物を利用したとされています。 (出典:一般社団法人セメント協会 廃棄物・副産物の受け入れ状況より)

発生品のうち、石炭代替でリサイクルされる発生品は、石炭価格の影響を受けます。また、カロリーに対する評価も石炭同様に比較されることになります。

同じ発熱量でも、代替する原料・燃料が変われば評価が変わる

石炭より価格が高い製品の代替となると、発生品の価格が上がります。例えば、重油の代替燃料になる場合です。重油の代替燃料になると同じ発熱量(cal/g)でも評価は高くなる計算です。

同じ発熱量(cal/g)で、石炭代替か石油代替かを決めるポイントは、性状等その他の要求条件が重油に近い必要があります。

その他の原燃料代替も同様の考え方が使われる

上記事例と同じように他業界向けのリサイクルを考える際も、1~3のポイントが価格判断に影響を及ぼします。


ただ、業界・工場(製造ライン)ごとに代替原燃料に求める規格(発熱量、性状等々)は異なります。例えば銅製錬だから銅原料、高炉だから鉄原料といった考えだけではなく、非鉄製錬、鉄鋼会社で使用される燃料、副資材の代替を検討する事も重要となります。


アミタでは、35年以上にわたるリサイクルの実績、ノウハウを元に発生品単品では価格のない物を加工(調合、粉砕、乾燥等)する事で新たな商品開発に繋げるべく研究していますので、貴社の発生品に関して、ぜひ一度ご相談ください。


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執筆者プロフィール
Mr.Kurokawa.jpg

黒川 智弘 (くろかわ ともひろ)
アミタ株式会社 循環資源事業グループ
市場開拓チーム チームリーダー

近畿大学 理工学部 地球化学研究室を卒業後、企業向けゼロエミッション提案営業、大阪営業所立上げ及び所長、京都エコエネルギープロジェクト、北九州製造所立上げを経て現職。現在、アミタ(株)の全製造所の製品出荷及び新たなリサイクルルート開拓の為に全国のセメント会社、非鉄、鉄鋼会社を担当。

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