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冬季などにドラム缶内で固まってしまう廃棄物はどのように処理されているでしょうか?

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廃インク、糖蜜類などの廃棄物の中には、温度低下により固化したり、水アメ状になってしまうものがあります。こうした性状の廃棄物は、通常、下記のような処理がされています。  1. ドラム缶ごと投入できる焼却炉で焼却処理  2. 手作業により内容物を掻き出して処理  3. 加温設備により内容物を融解して取り出し、処理 今回は、3.の処理方法について、アミタ茨城循環資源製造所を例にして解説します。

加温施設とは?

加温には様々な方法が考えられますが、あまり高温にし過ぎると、内容物が化学変化を起こしてしまう可能性があります。もちろん、化学変化の生じない安全な温度は廃棄物ごとに異なりますので、加温の前に、内容物をしっかりと確認・分析することが重要です。
アミタ茨城循環資源製造所の加温設備は、専用建屋にボイラーを併設し、ボイラーの蒸気熱を利用して安全に加温する施設です。建屋内を高温の蒸気で充満させ、固化したものを融解したり、粘性を下げています。産業廃棄物の受入前には、サンプルの分析やMSDS・WDSにより、加温の可否についてしっかりと確認します。加温処理した内容物は、主にセメント工場で石炭や重油の代替燃料として用いられる、リサイクル液体燃料(スラミックス® )の原料となります。

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加温前
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加温後
クローズドラムでも対応可能?

加温しても、ドラム缶の内容物が万遍なく溶解されないこともよくあります。その場合、天板の開閉が不可能なクローズドラム(タイトヘッド)では、内容物を綺麗に取り出すことができません。
その対策として、茨城循環資源製造所では、クローズドラムや一斗缶の天板をくり抜くことができるドラム開封設備を備えています。天板がない状態であれば、ドラム缶内の残さや、粘性の高いものでも速やかに取り出すことができます。

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開封前
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開封後
融解が出来なかった時はどうするの?

また、完全に溶解できず、固形残さが残った場合の対応が考慮されていることも、加温処理について体制が行き届いている処理会社かどうかを見極める重要なポイントです。
茨城循環資源製造所では、加温だけでは融解しなかった塊状の残さ物は、ある程度細かくした後、固体系のセメント原燃料、CRM(Cement Recycle Materialの略)の原料としてリサイクルしています。 茨城循環資源製造所は、ご紹介した加温施設・ドラム開封設備のほか、破砕施設なども設置し、多岐にわたる性状・荷姿のリサイクルのご提案が出来る製造所となっております。
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執筆者プロフィール
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木下 郁夫 (きのした いくお)
アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ
マーケティングチーム チームリーダー

企業向けのソリューション営業の経験をベースに、廃棄物管理に係わるシステムの設計・開発、業務ワークフローの構築などに従事。現在は非対面型の営業チームにて、顧客ニーズに合わせた総合的なサービス提案を行っている。

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