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株式会社トクヤマ 資源リサイクル営業グループ グループリーダー 野村 雄治 氏、企画開発チーム主任 久次 修二 氏会社対会社で一緒に試行錯誤させてもらえる パートナーさんは珍しいです

2012年の姫路循環資源製造所の20周年にあたり、開設当初から再資源化製品のユーザーとしてお世話になっている株式会社トクヤマの資源リサイクル営業グループ グループリーダー 野村 雄治様と企画開発チーム 主任 久次 修二様に、改めて御礼を申し上げると共に、両社のこれまでの歩みを語っていただきました。


(聞き手:アミタ株式会社 取締役 長谷川 孝文、営業グループ 市場開拓チーム 吉川 和憲)

(この記事は、姫路循環資源製造所20周年キャンペーン2012年8月の記事です。)

常にアミタさんとタッグを組み、 一緒に信頼してもらおうという雰囲気があります
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長谷川:御社には1994年頃に初めて訪問させていただき、1996年に500tのテスト出荷をしたのが初めてのお取引でした。元々はセメント燃料として液体燃料スラミックス®をご提案し、その際に原料の利用もご検討いただいたのが始まりです。その後、セメント原料の初出荷から3年後の1999年頃からスラミックス®もご利用いただいています。その際は、別の用途に利用していた燃料用のタンクを空けていただく等、再資源化のために共に取り組んでいただきました。

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野村氏:産業廃棄物の再資源化の需要は、関東や関西中心ですので、我々の製造拠点がある山口県までは少し遠くて輸送費がネックになりますが、粘り強くお付き合いいただき感謝しています。当社は再資源化製品の受け入れについて、廃棄物処理ではなく原料として捉えているので、結構仕様に対する注文が多いと思うのですよ。それでも、いつも「頑張ります」と言っていただけるので、我々は御社を頼りにさせていただいています。

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吉川:御社は、私どもからの製品を廃棄物ではなく、セメントの原料として受け入れしてくださいます。我々も自分たちが資源を作っているという認識を持っていますが、御社から細かいご指摘をたくさんいただき、対応するうちに、製品の品位を高めて、品質を安定させるためには、どこをつめていく必要があるのかを学ばせていただいています。

野村氏:バージン原料と違い廃棄物由来の再資源化の原料は取扱いや成分調整が難しく、また御社からご提供いただいているものは量も多いので、われわれも製造現場で詳しく品質を確かめることになります。もともと、廃棄物由来の原料は品位が不安定ですし、製品作りの立場からすると生産の難度があがりますから嫌がります。

昔は、珪石と石灰石というバージン原料からセメントを作っていたのに、自分達はなぜ廃棄物を原料にして製品を作らないといけないのか、昔はよかった、という人がかつて社内にもいました。新しい挑戦は不安ですからね。だから、安定かつ安全な操業に問題のない程度の変化であっても、現場からはいろいろ注文がつくわけです。

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久次氏:御社と一緒に、製造側の要求を満たす原料化の提案をいろいろ考えて、試してみる。現場にいって、出荷に立会うのも、製造側の信頼を得るためでもあります。製品の安心・安全を追求するために、製造側との信頼関係は重要です。

そして、我々には御社と一緒になって解決していきましょうという雰囲気があります。常にタッグを組んで一緒に製造側に信頼してもらおうという雰囲気があると思いますね。製造側と原料集荷営業担当では、どうしても狭い意味での目標が相反してしまうところがありますから、同じ目標をどれだけ共有しているかというのがとても大切です。

長谷川:御社は社風として、私どもをパートナーとしてとても大事にしてくださり、当社が対面しているお客様のことまで考えてくださいます。当社は品位を上げ、品質を安定させるところが役割ですので、ユーザーのご要望とご理解の両方があってこその継続的なお取引ができると思っています。御社に「アミタさんなら新しい原料でも安心だね」とおっしゃっていただけるよう努力してまいります。

久次氏:我々のグループにとっては、御社はそういう位置づけですよ。

野村氏:何か困ったことがあったらいつもすぐに対応してくださいますし、質、量ともに安定した原料を供給していただいています。我々の事業の基軸的な存在です。

長谷川:おかげさまで、1996年からお取引を始めさせていただいて、2003年度には累計出荷が50,000tに到達しまして、御社から表彰していただきました。感謝状と記念品は今でも製造所に飾っています。

野村氏:今後はセメントも、より高い品質を求められるので、再資源化原料の割合を減らして行くべきではないかという意見もあります。しかし、既に再資源化原料を前提に原料調達を行っている以上は、再資源化原料の品位、品質を高めることで、セメント製品の品質向上や、製造過程の阻害要因を減らす方向で引き続き取り組んでいきます。

アミタさんが取り組まれていることが、 10年経てば「やっぱりそうでしたね」ってなると信じています

吉川:御社にとって弊社はどんな社風でしょうか?

久次氏:担当者の変更が多いのは少し困りますかねぇ(笑) 。

野村氏:私が8年前に担当させてもらったとき、御社はもっと現場主義でガッツがあって泥臭いイメージがありました。上場前後に業務の多角化等もあったからでしょうか、少し社風が変わった気がしました。雰囲気は変わりましたし、担当者も頻繁に変わるし、御社の地上資源事業はどうなるのだろうか、今後御社はどこを目指されるのかと思った時期があったのは事実です。

久次氏:おそらく御社としては成長するために様々な試行錯誤をされていたのですよね。いろんなことに挑戦されて、最近は「本来あるべき姿はこうだ」というのが定まってきて、進むべき道がきまったのかなと私は感じています。

長谷川:以前から、我々は持続可能社会の構築をミッションとしていました。地上資源事業のみのソリューションですと、廃棄物の量が増えない限り組織が発展しないというミッションとの矛盾に気づきました。これから社会はリサイクルからリデュースに移っていきます。環境リスクを減らすことで社会に貢献する必要があると考え、新しい価値を創造する動きがあったのは事実です。

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久次氏:御社の社員も、一気に増えましたよね。最初は30~50名程度だったと記憶していますが、2006年に100名ぐらいになってから様々な挑戦をされているなと思ったら、あっという間に200名を超えていた気がします。我々は経営陣の方々と直接接点がありますから、経営方針を言葉でお伝えいただいていなくとも感じる部分はありました。しかし、ドライバーさんや営業の方としかお話していないと、伝わらなかった部分もあったのでしょうか、御社を心配する声もうかがいました。やはり、御社が取り組まれていることは、現在から10年先をいっているので、中々伝わりにくいのだろうと思います。多分10年経てばやっぱりそうでしたねってなると信じていますが(笑)。我々はアミタさんのファンですので、ここ数年の変化を期待と共に心配していました。御社の社長である熊野さんが書かれた「思考するカンパニー」も読ませていただきました。社員以外の志を共にする人も仲間(カンパニー)として共に成長できる会社(カンパニー)を目指されていると。だから、私もカンパニーの一員のつもりなんですよ(笑)。

吉川:いろいろご心配やご迷惑をおかけしていても、引き続き今日までお付き合いいただけたのはどうしてでしょうか?

久次氏:やはり御社の取締役の瀧本さん、長谷川さんをはじめとする社員の皆様との信頼関係ですね。

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野村氏:それから、御社の場合はそのままでは受け入れづらいものをどうしたら資源化できるかという提案が多種多様でおもしろいですね。一般的には、受け入れできますか?量はこれだけです、値段はいくらですか?というシンプルな提案が多いですから。会社対会社で一緒に試行錯誤させてもらえるパートナーさんは珍しいです。
生コンクリート工場とミキサー車 画像提供元:(株)トクヤマ

長谷川:以前、弊社の再資源化原料を受け入れていただく際に課題があったとき、これを資源にするためにはどうしたらいいかと御社から言っていただき、逆に製造現場の方にも解決策をご提案いただきました。弊社の会議で、御社から模型や実験データまでご用意いただいて、受け入れるための施策をご提案いただいたことは非常にありがたかったです。それまで御社の製造の方は受け入れに難色を示されていましたが、資源リサイクル営業グループがそこまで言うならやろうと言っていただけました。

吉川:現場でも詳細にわたりご説明いただき、電話での綿密なコミュニケーションもとっていただけますし、納入側の状況を詳細にご指導いただけますから、ノウハウが身についてとても助かっています。

長谷川:御社は非常に現場を重視していると感じます。立会いや現物確認も非常に頻繁にされています。これは本当に大事なことだと思います。そして我々としても現場に来ていただけるのもありがたいですし、同時に良い刺激にもなります。我々も引き続きいろんなお役立ちの提案をさせていただきたいと思います。本日はありがとうございます。

野村氏:今後ともぜひよろしくお願いいたします。

アミタの再資源化事業

アミタではこれまで、約300か所の外部ネットワークと5つの製造所を活用し、35年以上にわたって、4,000種類を超える発生品を再資源化してきました。製造工程から発生する廃棄物の他、不要になった販促品や取り扱いに注意が必要な廃棄製品等、事業活動に伴って出る廃棄物を幅広く受け入れしています。 廃棄物でお困りでしたら、お気軽にアミタまでご依頼、ご相談ください。

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