マイクロプラスチック

マイクロプラスチックは、一般に直径5mm以下の微細なプラスチック粒子を指し、プラスチック製品の摩耗や劣化、洗濯や排水による合成繊維の剥離などを通じて環境中に発生するほか、化粧品などに微粒子として意図的に使用される場合もある。その影響として、水生生物による摂食や生態系における化学物質の運搬、さらには人間の食物連鎖への影響が懸念されている。EUでは、化粧品のマイクロビーズを含む意図的に添加されたマイクロプラスチックの規制などが進められており、排出削減に向けた対策が進展している。日本国内でも、化粧品分野における自主的な使用削減や環境中での実態調査などが進められているが、河川や海洋への流入経路が多様であることから、包括的対策の実効性確保が課題とされている。現状では削減施策や回収技術の研究が進む一方、広範な発生源を管理するためのモニタリングや政策的対応の強化が今後の重要課題である。

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