二次的自然

田畑や里山、放牧地の草原など、人の活動によって創出されたり維持管理されてきた自然環境のこと。定期的、周期的に人の手が入らなければ田畑は藪地化し、長期的な植生遷移によって原生自然に戻るが、二次的自然として維持管理されることで特有の動植物が生息環境を得て日本独特の生物多様性を発達させてきた。
例えば里山の春先に咲くカタクリなどの山野草や、採草地や田畑の畦畔に植生する背の低い草本類、それを食草として依存するチョウ類などの昆虫類、水田を繁殖環境とする両生類や水生昆虫などがある。こうした生物は二次的自然における人間活動が衰退して耕作放棄地が拡大するなどの結果、生息環境を失うことになり、これは現在の日本において「生物多様性の第2の危機」として問題視されている。

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