帰化種

「外来種」という言葉が一般的になる以前に(主に環境省により)使われていた、海外由来の野生化した生物種を指す言葉。飼育下のもの等も含めた「外来種」のうち、野外に定着したものを指し、実質的に外来種とほぼ同義語として使われることも多い。
「外来生物法」における外来生物の対象が「明治以降に海外から持ち込まれた生物種」であるのに対し、より古い時代(江戸時代頃など明治より前)に持ち込まれた生物種を指して「帰化種(例:クサガメなど)」と呼ぶ場合もある。有史以前(弥生時代以前)に稲作や麦作と共に伝播した生物種は「史前帰化生物」と呼ばれる(例:イヌビエ、オオバコ、ハツカネズミ、スズメ、モンシロチョウなど)。
帰化種の中には現状の自然生態系を担う重要な一員として生息しているものもあり、帰化種=外来種とみなしてやみくもに駆除活動を行うと現地の生態系や食物連鎖を破壊することにもなるため、慎重な判断が求められる。

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