生態系とは、一定の空間において生物と非生物的環境が相互に作用しながら成り立つ仕組みを指す。そこには、光合成によって有機物をつくる生産者(植物など)、それを摂取してエネルギーを得る消費者(動物など)、そして有機物を分解して無機物に戻す分解者(菌類や微生物など)が存在し、これらが物質循環やエネルギーの流れを形成している。また、気候・水・土壌などの非生物要素も生態系の重要な構成要素である。一方、生物多様性は、生態系そのものの構造や機能を支える「多様さ」の側面を示す概念であり、生態系、種、遺伝子の3つのレベルで生命の豊かさを表している。