遺伝資源
遺伝資源(いでんしげん)とは、生物の持つ多種多様な遺伝子が、有用な薬品や作物、家畜などを作出するうえで重要と認識され、資源として扱われる際の言葉(「遺伝子資源」と表記されることもある)。作物の古い品種や家畜の在来種には、病気や悪条件の環境に耐える遺伝的性質や、個性的な食味の良さをもったものが多く、交配による育種や品種改良の素材として有用であることが知られている。また未知の微生物や植物など、現状で有用性が認められていなくても、将来有用となる可能性を持つものも含まれている。海外の遺伝資源を利用する際には、その利益を原産国に還元するための国際ルール(名古屋議定書)が生物多様性条約によって定められている(日本ではこれに基づき、国内措置として「ABS指針」が運用されている)。
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