里山

里山(里地里山※さとちさとやまともいう)とは、農山漁村に隣接した地域の山林を指すことが多いが、集落や農地、草地、溜め池などの二次的自然で構成された地域を包括的に表す概念として里地里山と呼ばれるようになった。原生的な自然が「人間の活動の影響が少ない自然環境」であるのに対し、里山(里地里山)は「人間の活動と自然がともに作り上げた共生環境」であることが特徴である。人の活動が森林の遷移を留める(極相の照葉樹林になるはずの森を定期的な伐採をすることで落葉樹林の姿で保つなど)ことで原生的な自然にはない生物の多様性を育み、水田を拓くことで多様な生物の生息空間である湿地(農業湿地)を創出するなど、「人の暮らしが育んだ生物多様性」の舞台となっている。

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