IBAT

IBAT(Integrated Biodiversity Assessment Tool)とは、TNFDが推奨する分析ツールで、事業活動の拠点など、指定した地点周辺における生物多様性の重要エリア(保護区など)を把握することができる。対象となる国や地域の制度に基づく各種の保護区の他、国際基準に基づく生物多様性上の重要地域(KBA)や、周辺地域に生息するIUCN指定の絶滅危惧種の種数も無料版で把握できる。有料版では絶滅危惧種の種名も提供され、種の潜在的リスク評価を行うレポート等も提供される。一方で生物の生息情報の内容が鳥類に偏りがちであり、また、淡水魚や昆虫等の未評価の種、および局所的に分布する両生類や植物などについては、グローバルデータゆえの解像度の粗さや重要生息地情報の抜け漏れが散見されるため、とくに国内拠点周辺の生物生息情報においては、関連自治体等の情報資料(レッドデータブック等)で補足確認をすることが望ましい。

解説が役に立った・用語について
もっと教えて!