ノーネットロス
ノーネットロス(No Net Loss)とは、開発や事業活動による生物多様性損失を、「ミティゲーション・ヒエラルキー(回避・低減・修復・代償)」の原則に従って可能な限り抑えた上で、残存する影響を同等またはそれ以上の保全・再生措置によって相殺し、実質的な損失をゼロにする考え方である。これに対し、ネットポジティブインパクトは損失の相殺に加え、積極的に生物多様性価値を増加させることを目指し、ネイチャーポジティブはより広範に社会全体の自然回復や自然資本の向上を含む概念である。現在、国際金融機関や企業の自然関連リスク評価において、ノーネットロスは短期的な生物多様性保全の指標として広く参照される一方、長期的な持続可能性や地域生態系への正味効果の評価ではネットポジティブやネイチャーポジティブが重視される傾向にある。
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