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Q&A

自社ロゴの入った廃棄物を処理する際、気を付けることはありますか?

適正な処理を行う廃棄物処理会社を選定し、不法投棄のリスクを低減することはもちろん、廃製品・廃販促品などは横流しを防ぐために回収・処理方法の見直し、規定・マニュアルの策定、教育の徹底などを行うことが望ましいと言えます。

昨今、化粧品やスポーツ用品の廃製品や不良品などが、横流しされる事件が多く報道されています。このような事件に巻き込まれた場合、社名報道されるだけでなく、廃棄物処理法違反や窃盗など社員の不祥事に発展したり、横流し品の購入者から製造元へ苦情が寄せられたりと、企業やブランドのイメージを大きく損ねる恐れがあります。

自社ロゴ入り廃棄物で気を付けるポイント

自社ロゴ入り廃棄物で気を付けることとして、横流しの防止が挙げられます。そこで、横流しを防止するために以下のようなポイントに気を付けましょう。

  1. 回収・処理方法の見直し
    1. 回収・処理の関係者を限定し、リスクを低減する
    2. 横流しを防ぐため、「機能破壊(砕砕・溶解等の処理によってその排出物を完全に使えない状態にすること)」を行う
    3. 廃棄物処理法上の問題を整理する
      排出物がどの段階から廃棄物となるか、明確にする
      保管基準、運搬基準の遵守 等

  2. 規定・マニュアルの策定
    1. 関係者の役割を明確にする
    2. 情報共有を行う先・方法等を定めておく
      返品、リコールなどが発生した際の連絡
      横流し事例が発生した際の報告 等
    3. 侵入防止の取組み
      保管場所の施設要件を確認
      警備、監視カメラ設置などの措置等

  3. 社員教育の徹底
    1. ブランドリスク、横流しリスクについての教育
      可能な限り全社員、特に返品などの情報を入手できる担当者を対象に行う
      詳細な教育は、実務担当者を対象に行う
    2. 監査を定期的に実施

※また、関係会社や運搬・倉庫会社等にも可能な限り実施することが望ましい。

具体的な機能破壊の方法

横流しを防ぐために行う「機能破壊」については、簡単な工具等を利用して手作業するほか、専用の機械を使う方法もあります。手作業であれば倉庫などの拠点でも実施可能ですが、破砕、溶解、焼却といった処理を要する場合、また処理したいものが大量にあって安価に処理したい場合には、破砕機などをリース・レンタルするか、専門業者に委託するのが良いでしょう。

「機能破壊」の必要性について、詳しくは「不適正処理に有効な『機能破壊』とは」をご覧ください。なお、廃販促品などのロゴ入りの廃棄物は、アミタの循環資源製造所でも機能破壊と100%リサイクルが可能です。上記にないものでも、日々実績は増えていますので、お気軽にお問い合わせください。ご依頼・ご相談はこちら

事例:焼却しかないと思っていたので、廃棄製品をリサイクルできるとは思いませんでした。

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