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スラリー状の液体にはどのようなリサイクル方法がありますか?(slurry・・・粘性の強いどろどろとした水あめ状)

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廃棄物の再生利用をするリサイクルには、以下のような方法が考えられます。
タイプ1:再生処理をして元の用途に戻して使用する。
タイプ2:加工処理をして別の用途に使用する。

今回は、タイプ2の加工処理の1つである「調合」によるリサイクルについて説明します。

スラリーとは?

スラリーとは、液体の中に固体を混ぜ合わせたものです。大量の液体の中に、徐々に少量ずつ固体を入れかき混ぜると、どろっとした液体のような固体のような状態となります。この液体と固体との懸濁液(こんだくえき)、これがスラリー液です。タンク等の底に沈んで堆積する濃厚なスラリーをスラッジあるいは汚泥と呼んで区別することもあります。

この様な水あめ状、スラリー状の液体は、工場 廃水等のどろどろとした汚泥や、油性スカム(注) 、廃塗料等、様々な場面でみられます。こういったスラリー液は細かく分別し物質としての純度を高め、再使用(リユース)する手法や、液中から有益な物質を抽出する手法をイメージされる方が多いと思います。これらはタイプ1のリサイクルに多く見られます。

※注 スカム...液中の物質や油脂・、細菌等が浮上して、水表面にできる浮きかす。

調合という処理を実施するポイント

一方「調合」 は、複数の廃棄物を分析した上で、成分を調整し、適切な割合で混合することで、安定した品質を作り出し、セメント原料や再生燃料として無駄なくリサイクルすることができます。

その際、廃棄物を安全・適切に調合するにはスラリー状の液体の引火点、反応性、可燃性ガス、成分等を徹底して分析し把握することが重要です。

  • 引火点・・・液体が空気中で点火したとき燃えだすのに十分な濃度の蒸気を液面上に発生する最低の液温でその温度により使用可否を判断しています。
  • 反応性・・・化学反応でタンク内等が固化や配管閉塞、発熱する反応のしやすさをいい、 他原料や製品との反応やpHを確認しています。
  • 可燃性ガス・・・空気中で火を着けると燃えるだけでなく、衝撃を与えたり、空気に触れたりすると自然発火するガスのことで、このガス濃度により使用可否を判断しています。
  • 成分・・・硫黄等大気汚染につながるもの、鉛、クロム、カドミウム、水銀、ヒ素、銅等の重金属で人体に影響を与えるもの、塩素、ナトリウム、カリウム等、セメントリサイクルの品質に影響を与えるもの等も合わせて分析をします。
アミタの調合技術

無駄なく廃棄物をリサイクルできる「調合」は、廃棄物のことを良く知ることから始まります。自社から排出されるスラリー状の液体成分がよく分からない場合やリサイクルにお困り場合は、4,000種類を超える発生品をリサイクルしてきた実績がありますので是非お問い合わせください。

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執筆者プロフィール
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高橋 義弘 (たかはし よしひろ)
アミタ株式会社
循環資源製造グループ 関東製造チーム チームリーダー

20年間メーカーにて、主に生産、生産管理の業務に従事し、その間海外赴任も経験。アミタグループ合流後、地域資源事業の新規ビジネスモデル構築に携わる。現在は、茨城循環資源製造所にて多種多様な廃棄物をリサイクルする業務に従事している。

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