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リケンテクノス株式会社 企業ブランディンググループ グループリーダー 吉岡 さやか 氏リケンテクノス|CSR活動、環境面だけでなく社会面も強化!

1951年に理研ビニル工業株式会社として創業し、今年で66年目を迎えるリケンテクノス株式会社。
創業以来培われてきた合成樹脂加工に係わる総合的な技術をベースに「コンパウンド事業」「フイルム事業」「食品包材事業」の3事業を国内外で展開されています。

環境に配慮した商品の製造、さらに化学メーカーとしてはめずらしいテレビ番組の制作など、年々CSR活動を強化するリケンテクノスの取り組みについて、企業ブランディンググループ グループリーダーの吉岡様におうかがいしました。

写真:リケンテクノス株式会社 東京本社にて(左からアミタ猪又、吉岡氏)

省エネ型の樹脂である塩化ビニル

yoshioka.jpg岩藤:貴社は創業以来、ポリ塩化ビニルを扱われていますが、塩ビと言えば1990年代のダイオキシン問題がありましたよね。

吉岡氏:はい。当時は塩ビに対するバッシングが起き、お客様が塩ビ以外のプラスチックを使用せざるを得ないこともありました。塩ビ以外のプラスチックへのニーズが増したので、当社はポリエチレンやポリエステルなど様々なプラスチックを扱うようになりました。しかし、塩ビが環境に悪いというのはまったくの誤解です。

岩藤:例えば、どのような点においてでしょうか?

吉岡氏:まず、日本では塩ビを燃やしてもダイオキシンが発生しないよう、焼却設備が整備されています。 また、汎用樹脂であるポリエチレンやポリプロピレンはほぼ石油でできていますが、塩ビは石油からできるエチレンが重量比で4割、塩からつくられる塩素が6割でできているため、原料として使用する石油資源量は、塩ビの方がかなり少なくてすむのです。

岩藤:なるほど。塩ビは省石油資源型の樹脂なんですね。

画像:CSR報告書を制作・監修された吉岡氏

「環境報告書」から、社会面を意識した「CSR報告書」へ

csrreport1.jpg猪又:貴社の「CSR報告書」を拝見しましたが、化学物質の適正管理やPCB廃棄物の保管状況、特定化学物質規制への対応など、化学メーカーとして責任ある行動が示されていると感じました。華やかに見えるCSR活動として、一般的には植林やビオトープなどがありますが、貴社のように自社製品の環境負荷を抑えることや適切な環境管理をするといった、地に足がついた取り組みがまずは一番大切だと思います。

岩藤:ちなみに、この「CSR報告書」ですが、2002年に「環境報告書」という形で出されていたものが、2005年に「環境経営報告書」となり、2007年より「CSR報告書」に変わっています。この変遷にはどのような意図があるのでしょうか?

吉岡氏:当社は化学メーカーなので、まずはPCBに関することなど、環境面の取り組みを報告すべきだと思い「環境報告書」を作り始めました。しかし、リケンテクノスグループの経営理念実現に向けた姿勢は、環境面に限らずお客様や取引先、従業員とのコミュニケーションも含め全体的な情報を開示した方がより伝わると思い「CSR報告書」に名前を改め、中身も社会面の報告を充実させています。

猪又:なるほど。環境報告書が出始めた当時、日本では地域住民に対する責任の提示が一般的でしたが、グローバル化に伴って、今は従業員や株主などへの対応を含めた、広い範囲での情報開示が求められています。その流れを貴社はちゃんと汲み取られていると思います。

画像:お客様とのかかわり」(CSR報告書2016 p.24~26より)

テレビ番組で一般消費者への認知度を上げる

yumerabo.jpg岩藤:「CSR報告書」の『地域の皆様とのかかわり』において、貴社が制作されているテレビ番組『夢らぼ』が紹介されていますが、こちらはどんな番組ですか?

吉岡氏:夢に向かって頑張る学生を応援する番組です。様々なことにチャレンジしている学生さんに、夢や活動について熱く語ってもらい、その思いに迫っていきます。

岩藤:なぜテレビ番組を始められたのですか?

吉岡氏:もともとのきっかけは採用活動です。リケンテクノスはBtoB企業であり、世間一般への認知度が高いとは言えず、特に学生にはほぼ知られていません。しかし、単純に認知度を上げるだけでは面白味がないので、「夢にチャレンジする学生を応援したい」という思いで番組制作に踏み切りました。

猪又:番組の反応はどうですか?

吉岡氏:学生からはとっても好反応です。番組に出演することで、自分たちの活動を振り返り、もう一回整理し直すことができるので、活動を試行錯誤する中で良い機会になっているようです。効果を測るのは難しいのですが、『夢らぼ』のFacebookページで紹介されている出演者の中には1万人を超える人に見られている学生もいます。

猪又:すごい。有名人になれてしまいますね(笑) 学生の就職希望先ランキングでは銀行がトップにくる傾向がありますが、社会に出る前の学生にとって銀行が身近でわかりやすいことが理由の一つだと思います。テレビは印象に残りやすく、会社のイメージもわかりやすい。FacebookやTwitterなどSNSの活用も若者向けで効果的ですよね。一般市民に向けた発信力が高い会社は、企業にとっても付き合いやすい印象を持たれるのではないでしょうか。

岩藤:学生の夢を応援する、そんなリケンテクノスさんにお聞きしたいのですが、貴社はこれから何に力を入れて、どんな未来を作っていきたいですか?

吉岡氏:やはり国内外で、本業にコツコツと励むことで社会貢献していきたいと思っています。プラスチックは世の中に欠かせないものですが、まだまだプラスチックで解決できていない課題も多くあります。私たちは技術を結集して、それらの課題に向かう責任があると思っています。私たちの技術で新しい価値と喜びを提供し、みんなが快適に過ごしていけるような未来をつくっていきます。

画像:"チャレンジ"する学生の想いに迫るテレビ番組『夢らぼ』

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アミタのCSRコンサルタントが、貴社のCSR・環境報告書について有識者意見を寄稿させて頂きます。客観的なプロの意見を掲載することで、貴社の掲載情報の信頼性がより高まります。

(例)リケンテクノス株式会社「CSR報告書2016年」に寄せた有識者意見はこちら

プロフィール

yoshioka_profile.jpeg吉岡 さやか (よしおか さやか)氏
リケンテクノス株式会社
企業ブランディンググループ グループリーダー 

1995年に慶應義塾大学文学部卒業後、理研ビニル工業(現リケンテクノス株式会社)へ入社。フイルム事業部 フイルム企画部に所属し、商品開発、市場調査、営業支援などの業務に携わる。産休、育休を経て、2010年から経営企画室に異動。現在は、経営企画部 企業ブランディンググループのグループリーダーを務め、広報業務全般に従事する。インターナル、およびエクスターナル双方のブランディングに日々奮闘している。

インタビュアー

inomata_profile.jpg猪又 陽一 (いのまた よういち)
アミタ株式会社 
シニアコンサルタント

1970年生まれ。1994年早稲田大学理工学部卒業後、アミタに合流。環境・CSR分野における戦略・実行、コミュニケーション、教育など幅広く従事。環境省「優良さんぱいナビ」、企業ウェブ・グランプリ受賞サイト「おしえて!アミタさん」、「CSR JAPAN」をプロデュース。今年の3月には、著書「CSRデジタルコミュニケーション入門」(インプレスR&D社)を出版。現在、企業や大学、NPO・NGOなどで講演、研修、コンサルティングなど多数実践中。

iwado001.jpg岩藤 杏奈 (いわどう あんな)
アミタホールディングス株式会社 
経営戦略グループ 共感資本チーム

岡山県出身。神戸大学卒業後、アミタ入社。学生時代、カンボジアでのボランティア活動を通してエネルギー循環型社会の大切さに気付く。入社後はテレマーケティングやメール・郵送DMなどの非対面営業部門にてアミタの各種サービスの提供、セミナー企画等を担当。2016年からは広報・IRを担当する共感資本チームに配属。同社の「未来開拓者ラヂオ」にてパーソナリティを務める。

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