動植物性残渣(動植物性残さ)とは廃棄物処理法上、食料品製造業、飲料・飼料・有機質肥料製造業、医薬品製造業、香料製造業で原料として使用した動物性や植物性の固形状の不要物を指します。したがって、液状、泥状のものは動植物性残渣ではなく、廃油、廃酸、廃アルカリ、汚泥等になります。
動植物性残渣の廃棄物例
具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 動物性残渣
動物、魚の皮・肉・骨・内臓・油等、卵から、貝がら、肉・乳類の加工不良品、羽毛等。
- 植物性残渣
野菜くず、大豆かす、酒かす、コーヒーかす、ビールかす、茶かす、油かす等。
動植物性残渣の再資源化方法
動植物性残渣の再資源化方法としては、メタン発酵、飼料化、肥料化、等があります。今回はその中の一つ、メタン発酵についてご説明します。 メタン発酵とは、動植物性残渣等の有機物を嫌気状態で微生物の働きによって分解させ、バイオガスを発生させるシステムのことです。バイオガスの主成分であるメタンは発熱量があるため、ガスエンジン や燃料電池等の発電設備の燃料として活用することが出来ます。
平成24年「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」によって制定された再生可能エネルギーの固定価格買取制度(通称FIT制度)によって、発電された電気は「再生可能エネルギー」として売電することができ、廃棄物からエネルギーを抽出できるシステムとして再度注目されている技術です。
動植物性残渣をバイオガス発電で活用するためには
動植物性残渣の再資源化のポイントは、水分や塩分等の含有量、成分の安定性や均一性、荷姿等です。再資源化方法の特性に合わせて、発生品の見直し・改善を行えば、より安価で付加価値の高い再資源化につながります。 例えば、分別作業が難しい個包装された発生品でも、分別機械の導入等、分別作業の工夫により、再資源化が可能になる場合もあります 。
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すえつぐ たかひで
末次 貴英
アミタホールディングス株式会社 代表取締役社長 兼 CIOO
2005年にアミタへ入社。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)における分散型エネルギー供給システムの受託研究をはじめ、
牧場・農業等の新規事業開発や企業のサステナブル経営統合支援など、多岐にわたる現場経験を経て経営へ。
2020年より代表取締役、2023年3月からはアミタHD代表取締役兼CIOOとしてグループ全体の事業と情報の統合を牽引している。
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