廃棄物のサンプルを採取する際に気をつけることはありますか?【説明動画付き】 | 企業のサステナビリティ経営・自治体の町づくりに役立つ情報が満載!

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廃棄物のサンプルを採取する際に気をつけることはありますか?【説明動画付き】

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はい。安全で適切なサンプル採取には、いくつかのポイントがあります。

まず、採取時に気をつける点として、廃棄物全体の性状を正しく伝えるため、

  • サンプルはなるべく一箇所だけからとらず、廃棄物の全体からまんべんなく採取する。
    ※上層、下層、圧力のかかる中心部などで性状が変化している場合があります。
  • 静置時に分離しているものは、攪拌し、均質化してから採取する。
  • 夾雑物(きょうざつぶつ)が混入している場合は、それを避けたりせず、全体への混入度合いを示すよう、あわせて採取する。

などがあります。

もちろん、安全のため、

  • 廃棄物の内容、性状等に応じて、安全メガネを着用する、換気を行うなど、必要な安全対策を怠らない。
  • 周辺に廃棄物が付着していないか確認する。

などにも充分気をつけましょう。

以下より固体のサンプルの採取手順を、動画で確認することができます。
左下の再生ボタンをクリックしてください。
※音声が出ますのでご注意ください。


また、梱包時は、

  • 容器が破損していないか、まず確認する。
  • こぼれて容器に付いたものはしっかりとふき取る。
  • チャック付きの袋を利用している場合でも、内容物や臭気漏れ防止のため、2重にする。
  • 液体や高含水率のものは、内蓋と外蓋と2重になっている容器を用いて、蓋をしたあと、シーリングテープで封止する。
  • 容器の目立つところに、ラベルを貼る。
  • ダンボールなどで容器を運ぶ場合は、緩衝材をつめてなるべく動かないようにする。表に、「天地無用」ほか、ビンなどの場合は、「ワレモノ注意」と明記する。

などに気をつけるとよいでしょう。

なお、特別管理産業廃棄物や、揮発性、引火性、発火性の高い発生品、強い反応性を持つ発生品、ポリ容器を侵食する発生品、臭気の強い発生品、毒劇物の類など、取扱いに特に注意が必要な廃棄物のサンプルを採取する場合は、扱いに慣れており、採取に必要な技術をもつ処理委託先(検討先)の担当者に来社してもらい、採取してもらうことをお薦めします。あわせて置き場の状態なども確認してもらいましょう。

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