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過積載による事故を防ぐために、排出事業者としてどのような取り組みをするべきでしょうか?

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まず、なぜこうした事故が多発するのか背景を知りつつ、排出事業者として次のようなことを実施・注意喚起することで少しでも過積載を減らす工夫ができます。

なくならない過積載運搬の背景

1990年代から始まった運賃自由化や不況のあおり、また、荷主企業による物流コストの削減傾向の高まり、排出ガス規制等による義務負担増といった背景があり、運搬業界は厳しい経営状況にさらされてきました。

このような状況下で、利益を確保するために、法律で定められた車両重量を上回る貨物をトラックに積載して運行する「過積載」や、車両やドライバーの回転率を増やして「過労運転」を行う事業者も出てきました。

こうしたことから「過積載」や「過労運転」が原因である、営業用トラックによる交通事故がしばしば発生しているという構造があります。一般貨物運搬でも産業廃棄物収集運搬でも同様に事故が発生しています。

過積載事故によるリスク・ダメージは関係者に大きな影響を及ぼす
対象リスク
排出事業者 廃棄物処理法に基づく管理義務違反、
事故により積荷が漏洩した場合に周辺環境へ被害を与える恐れ(賠償、風評被害など)
運搬会社 営業停止処分、運搬許可取消、乗務員の怪我、
車両の消耗増加
一般生活者 走行ルート近隣での事故の危険性

過積載をなくすために排出事業者としてできること

当たり前のようですが、まずは「違法な運搬をしていない会社を選ぶ」ことが大切です。
安全を第一に考える管理体制が整っていることを確認しましょう。会社を訪問して運行や整備の管理状況を確認することが一番ですね。

また、運搬の委託時に、以下のような点を工夫することで、過積載を抑止することにもつながります。

  • 産廃物についても自社台貫で計量して、積載重量を超えていた場合は超過分を降ろすようにする。
  • 自社台貫がない場合は、あらかじめ積み込みの手順を「バケット何杯」というように具体化しておき、控えめな積載を心がける。
  • 支払い額の設定方法を「出来高(トン当たりで金額を決定)」から「車建て(車の積載量に応じて金額を決定)」にする

お互いの安全のために一緒に取り組む

物流コスト削減は各社の課題の一つになっていると思います。しかしながら、安全に運行できる環境を整えるための費用まで削減してしまっては、事故が起きた時に大きな損害となって返ってくることになります。

運搬費の取り決めは条件をよく話し合い、安全な運行が確保されることを前提とした価格設定にしましょう。それがお互いの安全への取り組みに繋がっていきます。

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