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工場内の安全パトロール(見回り)を効果的に実施する3つのチェックポイントとは?

施設や機器の安全点検、原料や廃棄物の保管量チェック、排水や排ガス点検など、日々、各工場で実施されている「安全パトロール」(見回り)。作業場所の巡視を正しく行うことで、1.労働災害を未然に防止する、2.作業者が安心できる作業環境づくりを推進でき、生産性や品質向上に寄与する、などの効果が得られます。

しかし、定期的な安全パトロールを実施していても、作業が形骸化し、報告資料の作成が遅れたり、必要な部署へ正しい情報共有がなされなければ、求める効果を得ることが出来ません。事故につながる予兆がパトロールによって現場で把握されていたにも関わらず、報告に不備があり、結果、事故が発生してしまった、というケースも見られます。

そこで今回は、安全パトロール実施時の注意点についてお伝えします。

安全パトロールをより良くする3つのチェックポイント

1.チェックリスト(点検表)に記述方式の記載はありますか?

「確認項目」がはい/いいえで済むチェックリストは、簡単に回答ができるため便利です。しかし、そうした項目だけで、十分でしょうか。例えば、記述式の確認項目を持たせるという工夫ができます。「保管量は10t以下である」という項目より、「本日の保管量は●t」と記録した方が、パトロール担当者の意識も変わってきます。自社のチェックリストを見直し、作業が形骸化しないようにチェックリストの書式や様式を工夫してみましょう。

2.実際の画像や映像を記録していますか?

建物や備品の破損や塗装の状態、置き場や装置の状況は、テキスト情報だけでは共有が難しいものです。そこで、下記のように画像データとテキスト情報を組み合わせて報告することをお勧めします。画像データを記録することで、情報が正確に伝わる他、下記のメリットがあります。

▼画像データ記録のメリット

  • メーターの数値等を画像で記録することで、読み違い/記入間違いのリスクを防ぐことができる。
  • 複数人担当者がいる場合や、日によって担当者が異なる場合も、前回の記録を視覚的に理解できる。
  • 汚れや破損の度合い、状況を個々人の主観ではなく明確に記録でき、外部の業者等にも正しく共有できる。
  • 前後の記録を見比べることで、改善状況をより正確に把握できる。

3. 安全パトロール実施後の業務フロー(記録の保管方法・共有方法・改善の責任者)は定まっていますか?

最も重要な点は、パトロール実施後の業務フローです。記録は取りっぱなしでは意味がありません。改善まで確実に実施できるように、下記項目を確認しておきましょう。
また、チェックリストに、「改善の必要性の有無」だけでなく、「責任者(改善の実施者)」や「改善が完了した日付」などを記載しておくと漏れがなく、後日確認する事が出来ます。

▼パトロール実施後のチェックポイント

  • 記録されたチェックリストは、社内の「どこ」に「どのような形式」で「いつまでに」保管するのか。
  • 記録されたチェックリストは、「どの部署/誰」に「どのように」共有し、「どの部署/誰」が「何を」確認するのか。
  • 状況の改善が必要な場合は、「どの部署/誰」が「どのように」「いつまでに」対応を行うのか。
  • 実際に改善が実施されたかどうかを、「どの部署/誰」が「どのように」「いつまでに」確認するのか。

その他、チェックリストが古くなっていないか(法律の改正に対応しているか)、過去のデータは必要な時に参照できる状態になっているか、チェックリストの更新時に各拠点に確実に内容を浸透できているかなど、気を付けるべきポイントはたくさんあります。改めて、自社の安全パトロールについて見直しましょう。

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