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コラム

「環境」×「省エネ行動管理」その4~継続する施設の管理手法~「環境」×「省エネ行動管理」

※本記事は、「環境」×「省エネ行動管理」その3~運用改善の課題~ の続きの記事です。

今回は、私が指導してきた施設の中で、継続する施設の特徴に着目し、継続させるテクニックについて概要を解説します。

継続する施設の特徴
  1. 継続する施設は、活動を数値管理しています (正しく評価できるようになります)
  2. 継続する施設は、評価しています (評価されることで活動が促進します)
  3. 継続する施設は、常に他の施設と比較しています (競争意識で活動が促進します)
  4. 継続する施設は、現場まかせにしません (現場の課題、活動中断の原因となるトラブル、不満が見えてきます)
  5. 継続する施設は、コスト意識を保つ工夫をしています (コスト意識の高い現場になります)
  6. 継続する施設は、成功事例を積極的に試しています (成功体験が得られます)

「継続する施設」と「継続しない施設」の特長比較
「環境」×「省エネ行動管理」その4~継続する施設の管理手法~
現場は分かっていてもできないもの

前述の図を見てのとおり、特別なことはなく、当たり前のことをやっているだけです。しかし、現場からは「忙しい」「余裕がない」「これ以上、業務を増やさないでほしい」など「できない理由」が上がってきます。本部の担当者も同じ状況です。私も忙しい現場をたくさん見てきましたのでよく分かります。

「忙しくてもできる活動」に的を絞る

省エネ活動は、活動項目が多ければ多いほどムリ、ムダ、ムラが生じます。それに伴い実行・管理も大変なことになります。結局、「やってるだろう」「できているだろう」という誰も把握していない状態、現場に丸投げ状態になり活動は徐々に終わっていきます。

特に、これから改正省エネ法などを皮切りに省エネ活動をスタートする企業様、行き詰っている企業様には、忙しくてもできるように活動を1つに絞り、それだけを徹底する手法をおすすめします。忙しい現場でも実践しやすく、管理はとても楽になります。 私がおすすめするのは、空調管理です。 以下のような例を参考にみてみましょう。

例)2時間に1回、温度管理を行ってください(以下、運用面のフォロー)
【運用】 ・各エリアの温度計を見て、設定温度を変更してください。
・設定温度は、冬20℃、夏28℃(政府推奨)
・できるなら1台を常に送風にできるように工夫してください。
・全台を一気に立ち上げないで、必要なエリアから稼動してください。
【参考値】 ・冷房の場合、1度設定温度を上げると約10%の省エネ!
・送風は80%省エネ
・年間約50万円の利益確保!売上に換算すると1000万円相当!金額は参考です。施設ごとに異なります)
【注意】 ・暑い(寒い)ときにはムリをせずつけてください。
・サービスの低下、労働環境の低下はNGです。
・ただし、冷し過ぎ、暖め過ぎには注意してください!
【+α】 ・1ヶ月に1回、フィルターを清掃しましょう
・フィルター清掃で10%省エネ!

他はやらなくても、これだけで十分な成果が出ます。気をつけることは運用面のフォローです。 これを参考に御社独自の忙しくても継続できる「かんたん・らくらく省エネルールと運用フォロー」を構築し、現場の状況を見て活動を徐々に増やしていってください。

次回は、『現場を楽にする行動管理』を紹介します。

■「環境」×「省エネ行動管理」連載の全ての記事は下記よりご覧いただけます。   

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執筆者プロフィール
「環境」×「省エネ行動管理」その2~攻めの省エネ「運用改善」のすすめ

杉本 明文
株式会社チェンジバリュ 代表取締役

1968年生まれ。明治大学政治経済学部卒業後、西日本鉄道株式会社に入社。労務・人事業務に携わる。
その後、製造業の業務改善コンサルティング企業を経て、株式会社コスト削減総合研究所に入社。『コスト削減のDNA』を現場に継続的に根付かせる業界毎(流通業・ホテル・旅館・病院・レジャー施設)の体験型の研修プログラムを開発。2000を超える施設で運用。

現在は株式会社チェンジバリュ代表。
省エネの継続性の課題を解決する業界初の「省エネ行動管理」ソフトを開発。 【著書】

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コスト削減の見える化(日本実業出版)

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