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コラム

元青年海外協力隊が語る|草の根活動が世界をつなぐ 第2回草の根活動が世界をつなぐ

kusanone_2-001.jpg前回「次回からゴミ問題の解決に向けた、草の根活動を紹介します」と宣言しましたが、内容を変更して1年前にフィリピンを襲った台風30号の被害、スポーツを通した復興支援を紹介します。

写真:ラグビー教室 in レイテ

元青年海外協力隊が語る|草の根活動が世界をつなぐ
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フィリピン台風30号

kusanone_2-002.jpg2013年11月8日、台風30号ハイエン(フィリピン名:ヨランダ)がフィリピン中部を襲いました。暴風による高潮は10mを超え、レイテ島を中心に死者・行方不明者は約8,000名に及ぶ大惨事になりました。

同期隊員がお世話になっていたホームステイの家族をはじめ、多くの尊い命が奪われました。当時レイテ島で活動していた隊員は、家や職場も全て流され、マニラへの避難を余儀なくされました。私の活動していたサガイ市も、大きな被害を受け、電気、水道の復旧まで2週間を費やし、あらためて自然の脅威を感じさせられました。

被災直後、緊急援助として日本から自衛隊や国際緊急援助隊が現地に入り、多くのNGOによる支援や日本国内からも義援金が届けられました。フィリピン国内では、裕福とは言えない家庭も借金をしてでも支援を行い、子供たちもお小遣いから義捐金を送るといった支援の輪が広がっていきました。フィリピン人の国民性である、誰にでも親切に接し、へこたれず陽気で笑顔を絶やさないというホスピタリティ(思いやり)が、復興の原動力になったと思います。

写真:被災直後のレイテ島の様子

アジアジャパニーズラグビーカップ

kusanone_2-003.jpg近年、日本ラグビーは世界ランキング9位と大きく躍進しています。2016年リオデジャネイロ・オリンピックでの男女7人制ラグビーの種目復帰、そして2019年ラグビーワールドカップ日本開催など、今後ラグビーから目が離せません。

毎年、アセアンの国々を中心とした駐在員によるラグビー大会、「アジアジャパニーズラグビーカップ(AJRC)」が開催されています。17回目の今年も、9か国12チームの400名を超えるラガーマンが上海に集まりました。試合中は年齢、国籍、キャリアも全く関係ありません。大人達が楕円形のボール一つで、嬉し泣き、悔し泣きする真剣勝負。ノーサイドの後は、お互いを称え交流を深める素晴らしい大会です。

昨年12月の台湾大会では、台風30号の被害直後ということで「フィリピン台風被害への支援」として義援金箱が設置されました。円、ドル、元、バーツ、ルピアなど各国の通貨によって約10万ペソ(約25万円)の義援金を集まりました。
「ラグビー」というスポーツをキッカケとして、大勢の人が国を越えて集まり、それぞれの復興への想いが、被災地へ届けられることになりました。

画像:アジアジャパニーズラグビーカップ2014 in 上海

レイテ復興支援イベント

kusanone_2-004.jpg2014年4月、在フィリピン駐在員ラグビーチーム「マニラハポンズ」は、被害の大きかったレイテ島の小学校を訪れ、復興支援のためラグビー教室を開催しました。
日本ラグビー協会HPのマニラハポンズの活動:http://www.jrfu-asianscrum.jp/cont4/46.html

フィリピンではラグビーは全く認知されていません。初めて楕円形のボールを見る子供たち。地面に落ちると何処へ転がるからわからないボールに大はしゃぎ。パス練習やタグラグビーを体験することで、少しはラグビーを知ってもらえたと思います。

被災した子供たちの支援に向かった参加メンバーでしたが、台風によって親や兄弟を亡くしながらも笑顔イッパイの子供たち逆に元気を貰っていました。

ラグビーの合言葉に「One For All, All For One」(一人はみんなの為に、みんなは一人の為に)があります。ひとり一人の行動が、国を越え、こうした繋がりを生む大切さをあらためて感じることができました。

フィリピンでは1年を経過した今も尚、復興が順調に進んでいるとは言えません。1日も早く、被災者が元の生活に戻れるように願っています。

写真:初めてのラグビーボール

執筆者プロフィール

yamazaki.jpg山﨑 晃生(やまざき てるお)
アミタ株式会社
海外事業グループ 海外事業チーム

2013年にアミタホールディングス株式会社へ合流し、経営管理グループにおいて本社移転、拠点管理に従事する。現在はアミタ株式会社海外事業グループにて主に東南アジアにおける調査事業および新規事業の立ち上げを担当している。

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