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廃棄物管理業務の合理化・効率化のススメ(その1)日常業務に追われないために

時代の変化とともに、企業がとるべき環境対策の内容は大きく移り変わっています。公害対策や環境マネジメントシステム、環境関連法への対応等など対策レベルの向上とともに対策コストの増加も見逃せない状況になっています。

そこで、廃棄物管理を取り巻く環境改善を全5回のコラムでご紹介します。

第1回目は「日常業務に追われないために」どうすべきかを考えてみたいと思います。

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廃棄物管理や環境対策は日常業務に追われている?

廃棄物保管場所のチェック、配車手続き、マニフェストの発行・返送管理などの日常業務に加え、自治体への報告書作成、契約書や許可証の期限管理、委託先への現地確認、新たな廃棄物の委託先検討など、定期・不定期に発生する業務をこなしながら、大気、水質、安全、防災、設備など、様々なテーマに取り組まれている担当者の方は多いのではないでしょうか。

コスト削減やリサイクル率向上に向けて、改善立案や企画検討に取り組まないといけないが、通常業務で手一杯。今回は、そんな状況をどうやって改善していくかを考えてみたいと思います。

まずは、環境業務の棚卸しを

まず取り組むべきことは、現状の業務を正確に把握することです。

誰が、どんな業務に、どのくらい時間がかかっているのか?

出来るだけ抜けや漏れが無いように、まずは自分たちの仕事の棚卸しを行いましょう。現在の業務を定量化(見える化)し、客観的に状況を把握することで、改善ポイントが浮かびやすくなります。また、定量化された情報は、社内関係者の巻き込みや意思決定には不可欠なものになります。

本来のやりたいことは何か?

業務の定量化に合わせて実施すべきことは、本来やりたいことは何か?ということを明確にし、優先順位をつけることです。

廃棄物管理を含めた通常業務はもちろん重要ですが、コスト削減、処理困難物のリサイクル化、社員教育・業務引継ぎ、海外拠点の環境・CSR対策など、自社が本来注力したいと考えている業務は何なのかを考え、そこへ注力できる環境づくり・仕組み作りを行うことで、新たな企業価値や生み出し、競争力を高めることが可能となります。

廃棄物管理業務・環境業務の理想的な姿(標準)とは

業務の定量化や本来やりたいことの整理を踏まえて「理想的な姿」を決める必要があります。目標を設定して初めて、自分たちの業務にどのくらい改善が必要か、目標とのギャップを認識できます。

しかし、この「理想的な姿」を決めるのが簡単なようで難しいのが現状です。

業務の合理性・効率性を踏まえて、各業務がどうあるべきかを考えるには、廃棄物管理に関する最新動向や他社事例など、さまざまな知識や経験の蓄積・整理が必要になるからです。目標設定が甘かったり、方向性を見誤ったりすると、改善は進みにくくなりますので、業務改善の大きなポイントは「理想的な姿」をどう決めるか、にあると考えます。

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執筆者情報

  • すえつぐ たかひで

    末次 貴英

    アミタホールディングス株式会社 代表取締役社長 兼 CIOO

    2005年にアミタへ入社。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)における分散型エネルギー供給システムの受託研究をはじめ、
    牧場・農業等の新規事業開発や企業のサステナブル経営統合支援など、多岐にわたる現場経験を経て経営へ。
    2020年より代表取締役、2023年3月からはアミタHD代表取締役兼CIOOとしてグループ全体の事業と情報の統合を牽引している。

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