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ノーリツ|幸せを心豊かに沸かす【後編】【環境新聞タイアップ】おしえて!きかせて!環境戦略

noritz_2_001.JPG 給湯器、システムキッチン、システムバス、床暖房、太陽熱エネルギー等の住宅設備メーカーであるノーリツ。
「エコ・リラ・キレイ」をブランド・メッセージに、高効率給湯器の開発・製造・販売によるCO2削減、給湯器のリサイクル等さまざまな環境対策に取り組んでいる同社の取り組みについて、國井 総一郎社長に、弊社社長佐藤がうかがいました。

本コラムは、環境新聞2016年8月31日掲載「【対談シリーズ】これからの環境・CSR経営を考える②」をもとに掲載しています。

環境新聞:月4回発行。74,000人の読者(2016年9月現在)へ、エネルギー、温暖化、リサイクル、環境保全など多岐にわたる環境情報に加え、CSR・CSV、新技術・新製品、環境リスク管理などの企業取り組み/ビジネスなど、専門誌ならではの豊富な情報を届ける『新環境時代のリーディングペーパー』。

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ノーリツは従業員のエコ検定の取得率が高いが。

國井氏:全従業員の57%、営業担当は84%がeco検定を取得している。営業部門から値段だけでなく商品等の価値を環境面からもアピールしていきたいという声があり、そのベースとしてeco検定の取得を推奨していくことになった。私自身も取得している。当社は環境省のエコファースト企業にもなっており、こうしたことには今後も積極的に取り組んでいく考えだ。

これから環境問題、エネルギー問題にどう向き合っていくか。

noritz_2_002.JPG佐藤:これからエネルギーや水等が無制限に使える環境ではなくなっていく中で、企業として何ができるのか?単に社会貢献するというだけでなく、ビジネスそのもののイノベーションにつながっていくことだと感じている。われわれはメタンガスによるバイオガス発電に取り組んでいるが、人間が生態系の中からつむぎだすことができるエネルギーが主流となる時代が必ず来ると思っている。

國井氏:
当社は現在エネルギーとして活用しているのは主にガスや石油だが、電気や太陽熱、そして電気とガスのハイブリット等さまざまな商品を扱っている。当社のグループビジョンは「新しい幸せをわかすこと。」である。お風呂等を沸かすとともに顧客の気持ちを沸かすということで、当社の商品で顧客に感動してもらうことを目指している。それを実現するために、どのようなエネルギーを使うかということも1つの大事な要素になる。

給湯器リサイクルの現状は。

國井氏:当社は年間120万台程の給湯機器を販売しているが、リサイクルしているのは数%程度だ。取り替え後の不要となった給湯機器は金属製品であることから、販売店が古物商等に売却することによるリサイクルの仕組みが成り立っている。そのため、障がい者の雇用機会を創出するためのリサイクルというわれわれの主旨に賛同してくれた販売店の協力を得て取り替え後の不要となった給湯機器の回収を行っており、こうした販売店の拡大を目指している。今後は分解した給湯機器を素材ごとに売却する際、市況価格の変動にどう対応するかが課題となる。

佐藤:われわれも地域に入り込んで顧客の話を聞いていると、顧客は施設等のハードだけがほしいのではなく、取り組みが持続していく社会システム、仕組みづくりを求めている。いろいろな人たちをつないで関係性を作ることがこれからのわれわれの重要な役目ではないかと思っている。

今後の環境経営CSRのあり方について。

noritz_2_003.JPG國井氏:環境問題が法規制につながっているので、そういう意味でも事業に与える影響は非常に大きく、常に注視していかなければならないと思っている。当社の商品そのものが環境に非常に密接で、できるだけCO2を削減することや、RoHS指令等に対応することが求められる。ただ、法的基準はベースとしてあるが、当社は社会的責任の観点から法基準よりさらに上の水準を目指している。環境要素を盛り込むことは、当社の商品にとっては当たり前のことだ。経営の上でも社会と地球環境は、他のステークホルダーと同等の位置付けとなっている。そして、課題としてはそれを全従業員に浸透させ、環境やCSRの取り組みをこれまで以上に発信していくことだ。

当社は「お風呂は人を幸せにする」を創業の原点とし、グループビジョンも「新しい幸せをわかすこと。」で「幸せ」が両方のキーワードになっている。人々の幸せを実現する取り組みを、今後も進めて行きたい。

佐藤:多くの企業が、環境問題を重要だと感じ何か取り組みたいと思っているが、それが企業の価値向上にすぐにつながらないことが悩みとなっている。企業の環境取り組みの成果をわれわれがこれまでの経験を生かして可視化し、企業価値向上に資する環境戦略の立案と実行を支援していければと考えている。アミタは小さな会社ではあるが、世の中を変えていきたいという思いで事業に取り組んでいる。1社では限界があるので、顧客と一緒に社会課題解決について考え、チャレンジしていきたい。

國井氏:やはり誰もが環境や社会に貢献したいと考えている。そのための場を提供するものの1つが企業だと思っている。社員にとってノーリツという会社が、そうした自己実現の場であればいいと思っている。

株式会社ノーリツの環境経営について、2回にわけて紹介しました。

「新しい幸せを沸かす」という企業ビジョンが、エネルギーハイブリット型の商品開発や、避難所へのシャワー設置など、環境や社会に貢献する様々な取り組みに貫かれていました。企業が社会から求められていることを意識した力強い理念と、自社の強みを活かした施策の組み合わせが、これからの経営に求められています。

(執筆・編集:株式会社環境新聞社 編集部 黒岩 修)

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話し手プロフィール

noritz_mr.kunii.jpg國井 総一郎 (こくい そういちろう)氏
株式会社ノーリツ
代表取締役社長 兼 代表執行役員

1976年姫路工業大学(現兵庫県立大学)工学部を卒業後、ノーリツに入社。
2001年グループ会社ロケットボイラー(現アールビー)社長、2003年グループ会社ハーマン社長を歴任。
2004年より株式会社ノーリツの取締役兼営業本部長、取締役経営統括本部長を経て、2009年9月に代表取締役社長兼代表執行役員に就任(現任)。

聞き手プロフィール

mr.sato_1.jpg佐藤 博之 (さとう ひろゆき)
アミタホールディングス株式会社 取締役 兼
アミタ株式会社 代表取締役社長 他

グリーン購入ネットワーク専務理事、世界エコラベリングネットワーク総務事務局長などを経て、2008年にアミタグループへ合流。主に地域デザイン・自然産業領域の事業開発責任者を務め、企業の環境戦略支援領域も手がける。

2015年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の代表取締役就任。2016年1月アミタ株式会社代表取締役に就任(現任)。同年3月アミタホールディングス株式会社取締役に就任(現任)。

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