コラム
チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO):企業にとって本当に必要な存在なのか?Codoのインサイト
企業の取締役会や経営陣には、CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)といった「最高責任者」たちが欠かせない存在として名を連ねています。近年、これらに続く新たな肩書きとして、CSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)が世界中で設けられるようになってきています。では、このCSOの使命とは何でしょう。そして、企業のサステナビリティに関する取り組みの成功のために本当に不可欠な存在なのでしょうか。本記事では、CSOという役割の進化、戦略的重要性の高まり、そして企業がCSOを任命すべきかどうかについて考察します。
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「CSO」の始まりと進化
CSOの役割は、もともと企業の社会的責任(CSR)活動に端を発しています。かつてCSR活動は、収益創出よりも企業イメージの向上や維持を目的とする傾向にあり、CSOの役割は広報やマーケティング活動の一環として、「社会貢献」を対外的にアピールすることに重点が置かれていました。しかし、近年この状況は大きく変化しています。
今日では、サステナビリティは企業経営において戦略的な必須要件です。CSOは、企業の長期的なレジリエンスの確保、レピュテーションリスクの管理、規制対応、ステークホルダーとの関係構築などにおいて、重要な役割を担う存在とみなされつつあります。CFOやCOOといった、職務内容がある程度定められている役職とは異なり、CSOの職務は業界、企業の市場における位置づけ、サステナビリティへの取り組みの成熟度によって大きく変動し、定型化には至っていません・・・
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執筆、編集
Codo Advisory株式会社
Sustainability Consultant
Morgane Benoist
エクス=マルセイユ大学院卒。EU-日本の気候協力と異文化関係の専門家であるサステナビリティコンサルタント。Codo Advisoryの教育サービスのメイン・ファシリテーターおよびトレーナーとして活動し、コンサルティングプロジェクトのサポートも行っている。Climate FreskおよびBiodiversity Collageの認定トレーナー、Digital Collageおよび2tonnes(フランス)の認定ファシリテーター。また、Codo Advisoryの月刊コラム「Codo's Insights」に定期的に寄稿し、日本および世界のESG政策やトレンドを分析している。
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