「環境」×「eco検定」その2 ~「目指せ!100万人のエコピープル」環境社会検定(eco検定)活用術 | 企業のサステナビリティ経営・自治体の町づくりに役立つ情報が満載

環境戦略・お役立ちサイト おしえて!アミタさん
「おしえて!アミタさん」は、未来のサステナビリティ経営・まちづくりに役立つ情報ポータルサイトです。
CSR・環境戦略の情報を情報をお届け!
  • トップページ
  • CSR・環境戦略 Q&A
  • セミナー
  • コラム
  • 担当者の声

コラム

「環境」×「eco検定」その2 ~「目指せ!100万人のエコピープル」環境社会検定(eco検定)活用術 初心者向けeco検定応援キャンペーン!!

eco検定、企業ならどう活かす?

eco検定は受験者層の幅広さと、合格者支援事業による環境活動への発展が見込めることから、企業や団体等の経営者層やCSR担当者からも熱い注目を浴びています。環境の基礎知識を有する社員が多い組織なら経済活動も自然にエコ思考になる。この観点から、企業がeco検定受験を自社の社員に推奨する事例が急増しています。

eco検定受検を活用している企業のメリットは?

例えばシャープ株式会社 は中期ブランド目標として「環境先進企業」を掲げ、取得奨励資格としてeco検定を推進した結果、第6回までの企業内の累計合格者数は3,872名となり、国内グループ社員の約10%がエコピープルとなったことで注目されています。

三浦工業株式会社の皆さん

またボイラーで有名な三浦工業株式会社では、全社員の60%以上が既にエコピープルとなり、専門紙の取材を受けました。

学校などの教育機関で既に多く利用されている「団体受験」制度を企業でも実施し、受験者情報を総務や人事で取りまとめれば、合格率の把握や、支援の社内フローも簡便化できます。

資格取得支援制度が既にある場合は、複雑な稟議やインフラの構築の必要がなく、すぐに導入できることが最大の利点です。また東京商工会議所では、各企業の経営形態に合ったeco検定の導入を推進するため、直接面談して情報提供や助言をしています。

「エコピープル」から「エコユニット」へ発展!

エコユニットマーク

社員が自分の頭で考え行動していくにも、根底に環境に関する共通の基礎知識があればこそではないでしょうか。「いま、自分にできることを」を合言葉に、従来のトップダウン、ボトムアップとはまた違ったサークル型の企業活動を形(循環)にするため、合格者支援事業の一つ、「エコユニット登録事業」を活用する企業も増えています。(現在約200社が登録中)

エコピープル複数名が中心になって、母体となる企業名で「ユニット」として登録すれば「エコユニット公式ウェブサイト」に紹介され、名刺や自社ホームページ上でのエコユニットマークの使用が可能になります。

エコユニットアワード2009表彰式

また年に一度、「エコユニットアワード」があり、例えば株式会社バンダイでは、2008年の優秀賞・2009年の大賞受賞によって、各種のメディアからの注目度が飛躍的にアップしました。また最近では、環境雑誌からの特別賞も協賛されるなど、エコユニットアワード自体が広がりを見せています。

企業間の交流会で、情報交換、課題解決へ!

エコユニット登録事業では、企業間の情報交換を促進する交流会も定期開催され、セミナーではCSR担当者同士の悩みをセッションで解決するなど、エコマインドによる繋がりが企業活動に相乗効果を生んでいます。将来的には、複数ユニット(企業)間での共同プロジェクトへ発展していけばよいと思います。 他社の模倣や手探りを繰り返すCSRに疑問を感じている企業も多いでしょう。足下から始められて可能性は無限大のeco検定と合格者支援事業。今秋から貴社でも取り組んでみませんか? (連載第3回は11月2日公開予定です)

■関連情報はこちらからご覧になれます。

■「環境」×「eco検定」連載の全ての記事は下記よりご覧いただけます。

関連情報
<プロフィール>

eco_profile.jpg

鈴木 ひかり
東京商工会議所 人材・能力開発部

1967年東京生まれ。中央大学経済学部を卒業後、通販バイヤーや商品開発、セールスプロモーションに従事した後、一人旅や伝統文化を通じた奉仕活動をする傍ら、2000年から東京商工会議所の検定事務局に勤務。 施行マニュアル整備や業務システムの開発、新検定の創設、合格者支援事業などの業務を通じ、「検定試験制度の社会的有用性」に注目している。中でもeco検定は、官・民・個が好循環している例として万人にとって活用しやすい社会システムの成功事例として広く推奨している。

eco検定応援キャンペーン!! の記事をすべて見る
このページの上部へ