『eco検定アワード』受賞企業から学ぶ!(その3)-【豊田合成株式会社 尾西工場】 社員全員で取り組む『工場の森づくり』 | 企業のサステナビリティ経営・自治体の町づくりに役立つ情報が満載

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コラム

『eco検定アワード』受賞企業から学ぶ!(その3)-【豊田合成株式会社 尾西工場】 社員全員で取り組む『工場の森づくり』 初心者向けeco検定応援キャンペーン!!

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『おしえて!アミタさん』では、環境教育を推進しているご担当者様を応援するために、eco検定の過去の問題と『eco検定アワード』を受賞した企業の取り組みを紹介します。


更に、過去の問題に答えてご応募いただいた方の中から抽選で25名様「公式テキスト」と「過去・模擬問題集」が当たるeco検定応援キャンペーンを開催しています。今回はキャンペーンの第3回。皆様のお申込お待ちしています。

「公式テキスト」と「過去・模擬問題集」が当たる!
eco検定応援キャンペーン(3)

過去問題 3   (第10回eco検定より出題)

「森林破壊」に関する次の(1)~(4)の記述の中で、その内容がもっとも不適切なものを1つだけ選びなさい。
【選択肢】
(1) 1980年代以降、東南アジアのマングローブ林が急速に減少したが、その主な原因は、伝統的な焼畑農業に関連したマングローブ林の伐採であるという指摘がされた。

(2) 森林破壊の原因としては、非伝統的な焼畑耕作、薪炭材の過剰伐採、農地への転用、過剰放牧、不適切な商業的伐採、森林火災、酸性雨の影響等が指摘されている。

(3) 森林は二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化の抑制機能を持っている。森林が破壊されることにより、二酸化炭素濃度の増加が加速されることが心配されている。

(4) 森林破壊の背景には、途上国の貧困や急激な人口増加という問題があり、また多くの途上国が財政難に陥っていることから、自力による森林の保全・造成に取り組んでいけないという問題がある。

問題の答えが分かった方は、ぜひeco検定応援キャンペーンにご応募ください。
お申込フォームは、この記事の最後にございます。
※キャンペーン期間:2012年4月25日(水)~5月25日(金)

『eco検定アワード』受賞企業から学ぶ!(その3)  
【豊田合成株式会社 尾西工場】 ~社員全員で取り組む『工場の森づくり』~ 

「eco検定アワード」はeco検定合格者の中で、積極的に環境活動に取り組む人/団体を称え、その活動内容を広く周知するために2008年から実施している顕彰事業です。2011年に優秀賞を受賞した豊田合成株式会社の尾西工場は、トヨタグループの一員として、ハンドルやエアバッグ、樹脂の内外装部品の製造を行っています。同社では、横浜国立大学・宮脇昭名誉教授の指導のもと、全ての事業所において『工場の森づくり』活動を始めました。尾西工場の特徴は、活動を植樹だけで終わらせず、社員や地域住民のエコマインドを向上させることを目標に据えて、数多くの活動を展開していることです。地域ぐるみで植樹会を行い、オリジナルキャラクターを製作する等、意欲的に活動しています。

どんぐり拾いから苗木づくりまで
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同社では、社内に『森づくり実行委員会』を発足し、労使一体となった活動を展開しています。ボランティア活動の一環として、社員全員で土づくりやマウンドづくりを行い、どんぐり拾いから苗木づくりまでの流れの体験も行ってきました。継続した活動にするための仕掛けとして、自分たちで育てた苗木を植樹する『育苗コーナー』を整備し、他事業所へも提供していく予定です。また、11月の第二日曜日を『尾西工場みどりの日』として制定し、毎年地域ぐるみでの環境に関するイベントを行っていきます。

社員のモチベーションを高める多様な施策
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また、『活動を盛り上げるための活動』にも力を入れています。まず、各部署で『メッセージの森』を作成。これは、葉の形をしたカードに環境に関するメッセージを記入し森を完成させるというものです。更に、人が集まる食堂に自前のポスターを掲示し、植樹会前にはDVDの放映も行う等、日常的に環境を意識するための仕掛けをしています。オリジナルキャラクター『葉っぴい』の制作、月1回の『どんぐりニュース』の発行と、社員のモチベーションを高める施策は多岐に渡ります。2010年度はCOP10のパートナーシップ事業に『工場の森づくり』を登録、2011年度は国際森林年の活動の1つに登録する等、社会的な環境活動にも参画しています。

企業の環境活動は、どんなに立派なメニューを用意して対外向けにアピールしても、社内の意識がついてこなければ意味がありません。社員が意欲を持って活動できるように趣向を凝らし、ハードとソフト両輪の活動により相乗効果を生み出している同社の取り組みを、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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