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CSR活動を社内浸透させたいです。まず、何をすればよいでしょうか?

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自社のCSR活動を社内浸透させたいのであれば、単年度計画だけでなく、中長期計画を作成することを推進しましょう。

CSR活動は商品の宣伝広告活動ではありません。短期だけの結果を求めるのでなく、あくまでも中長期的な視点で地道に実施していくものです。ぜひ、中長期な計画を立てて、PDCAを実施しながら年次を振り返り、今年度はどこまでCSR活動を浸透させていくのかを考えてみてください。

CSR活動の社内浸透の重要性

以前、社外コミュニケーションの進め方についてお伝えしましたが、社内コミュニケーションもCSR担当者の非常に大切な業務です。いくら社外PRが上手くいったとしても、従業員から全く理解されず、協力者がいないCSR活動は社内の風当たりが辛いものです。当たり前の話ですが、従業員に理解・賛同されている活動こそが社外へ発信されるべき活動です。

CSR活動の社内浸透は短期的ではなく、長期的に考える。

では、CSR活動の社内浸透を進めるには何からはじめればよいのでしょうか?
数多くの企業担当者様とお会いしましたが、社内への浸透ができない悩みが一番多いようです。どうしても短期的な結果を求めてしまい、即効性が高い活動を重視するがゆえに社内からの理解を得られずに実施してしまうケースが多いようです。

CSR活動の計画の立て方
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それでは、CSR活動の具体的な計画の立て方を考えてみましょう。いずれの計画でも、PDCAが実施しやすいように中長期的なあるべき状態からスタートして目標を設定すべきでしょう。

もちろん、社会問題をテーマにした映画の上映会やCSRの必要性についてのセミナーや講演会等を実施し、今までCSR活動に触れたことのない人を巻き込み、参加者を増やし、CSR活動を考える機会も必要でしょう。ただし、それだけではCSR活動は一過性のものに終わってしまいます。やはり、活動が継続的に続けられることで、企業内へのCSRへの意識を芽生えさせるのが目的です。

例えば、「eco検定」の勉強会事業内容とCSR活動を絡められないかといったブレインストーミングを定期的に実施し、結果の向上や内容の充実を進めていき、社員の意識向上だけでなく本業との関わりを深めていくなどの方法があります。



最後にもう一度お伝えしますが、CSR活動の社内浸透は大変難しいものですが、短期だけの結果を求めるのでなく、あくまでも中長期的な視点でも地道に実施していくものです。社員がやってよかったと誇れる内容を計画してみてください。

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執筆者プロフィール

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猪又 陽一
アミタ株式会社
環境戦略支援グループ CSRプロデューサー

早稲田大学理工学部卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションに入社。理科教材やダイレクトマーケティングを経験後、外資系ネット企業やベンチャーキャピタルを経て株式会社リクルートエージェントに。インターネット転職市場の新規事業を軌道に乗せた後アミタに合流。環境・CSR分野における仕事・雇用・教育に関する研究に従事。環境省「活かそう資源プロジェクト」メンバー。GC-JNの分科会幹事を歴任。現在、CSRレポート比較サイト「CSR JAPAN」をプロデュース。企業、大学などで講師やファシリテーターなど経験多数。2010年企業ウェブ・グランプリBtoB部門「おしえて!アミタさん」受賞。学生へのCSRレポート普及などのプロボノとしても活躍。

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