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処理会社との上手なコミュニケーション方法はありますか?

排出事業者と処理会社が面と向かってお互いの不安・不満を伝えるのは難しいことです。まずは直接の取り引き先ではなく、一般的な処理会社の意見や課題認識を聴ける場に参加してみることも有効です。

排出事業者と処理会社、互いの廃棄物管理業務の理解が不足していると起こること

平成27年3月に環境省から公表された「平成26年度未規制物質を含む廃棄物に係る基準等検討調査」の報告書に、排出事業者を対象としたヒヤリ・ハット事例がまとめられています。重大事故の背後には多数のヒヤリ・ハットがあるものですが、ここにコミュニケーションの課題を解決するヒントが隠れています。

<相手への理解不足が招いたヒヤリ・ハット事例>

ヒヤリ・ハット事例 ヒヤリ・ハットに至った原因
廃油だと思って処理会社が受けた廃棄物の中にガソリンが混入。本来、特管廃油(引火性の強い廃油)として取り扱われるべきだった。 排出事業者の排出事業者責任の認識不足。処理会社へ伝える廃棄物情報の不足。

処理会社が廃アルカリ液の下中間処理を実施。水層液上部に油が浮遊した。気づくのが遅れると水層液をBT処理するところであった。

設備等のトラブルについて排出事業者への確認不足。

ドラム缶内部にタールが付着している空きドラム缶を引き取る。運搬後、荷降ろし時にトラック荷台に油分が漏れているのを発見。1本のドラム缶底部が腐食により穴開きがあり、油分が漏れていた。漏れの量は少量であり荷台外への漏えいはなかった。

ドラム缶の異常(包材破れ・穴あき・変形)について排出事業者の確認不足。

(環境省「平成26年度未規制物質を含む廃棄物に係る基準等検討調査」参考資料3 ヒヤリ・ハット事例より編集)

情報伝達不足以外にも、廃棄物管理の不徹底が処理会社の事故につながることもあります。排出事業者、処理会社それぞれの立場を理解しておくことが大切です。

排出事業者と処理会社、お互いの業務内容は思ったほど共有できていない!?

2015年に環境省主催で実施されたフォーラム/ワークショップ「排出事業者と優良産廃処理業者の連携による循環産業形成支援業務」(アミタで受託)では、処理会社と排出事業者との間で普段はなかなか言えない本音ベースで意見交換が行われ、両者から、多くの発見があったとの感想が聞かれました。

※ワークショップの意見交換時に聞かれた意見・感想
【排出事業者の意見・感想】
・処理会社と話をすると、分別時の注意点等とても勉強になった。
・新規の処分先を検討する機会が少ないこともあり、委託先の選定においてどのような視点を持てばいいか分からなかったが、排出事業者、処理会社の双方の意見が聞けて参考になった。

【処理会社の意見・感想】
・排出事業者はコスト重視だと思っていたが、法令順守や現地確認への対応等、日常の取り組みが排出事業者にきちんと評価されていることが聞けて安心した。
・安全な廃棄物管理において、排出事業者と共通して持っている問題が確認できたことは意義があった。

フォーラムのように不特定多数の会社が集まる場では、直接の利害関係がないからこそ話し合って得られる気づきがあります。お互いの立場の本音や仕事内容を知ると、普段やり取りをしている排出事業者、または処理会社ともよりスムーズに連携でき、適正処理のための連携方法が見つかるのではないでしょうか。

関連セミナーのご紹介

【環境省主催 フォーラム/ワークショップ】
連携の先にあるものは?排出事業者と優良処理事業者のための共創フォーラム
詳細:http://www.amita-oshiete.jp/seminar/entry/002291.php 

今年度も、排出事業者と産廃処理会社がそれぞれの立場から意見交換し、連携・協働について考えるフォーラムを開催いたします。前回の開催後には、処理困難な廃棄物について排出事業者と産廃処理会社でリサイクルのための研究会が発足されたケースもありました。現在の産廃処理会社(もしくは排出事業者)との連携に課題を感じる方や、新たに産廃処理会社(もしくは排出事業者)を見つけたい方はぜひお越しください!
 

その他関連情報

執筆者プロフィール

iwado_amita.JPG岩藤 杏奈 (いわどう あんな)
アミタホールディングス株式会社
経営戦略グループ 共感資本チーム

岡山県出身。神戸大学卒業後、アミタ入社。学生時代、カンボジアでのボランティア活動を通してエネルギー循環型社会の大切さに気付く。現在は共感資本チームにて、グループの広報やイベント企画、マーケティングを行っている。

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