身近なエコ|環境認証でモノの見方・選び方が変わる!【第3回】 | 企業のサステナビリティ経営・自治体の町づくりに役立つ情報が満載

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身近なエコ|環境認証でモノの見方・選び方が変わる!【第3回】身近なエコ|環境認証でモノの見方・選び方が変わる!

eco-friendly_3-001.jpg以前にロンドンオリンピックについての情報を発信しましたが、今回は2016年にリオデジャネイロで開催されるオリンピックについてのお話です。2020年の東京でのオリンピックに向けて、少しずつ準備の動きが出てきているかと思いますが、他国での事例が2020年に向けてのビジネスや個人の行動への何かのヒントやきっかけになれば嬉しく思います。

※写真出典:© Luiz Barros - Ascom Sedrap

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オリンピックの調達方針

ロンドンのオリンピックでは、認証製品を積極的に扱う考えが調達方針に取り入れられました。リオデジャネイロの五輪でも環境配慮の考え方は継承され、社会、環境、経済を基本とした「持続可能性」を重要な柱と捉えた調達方針が構築されています。

その柱を支えるひとつのステップが、リオデジャネイロのオリンピック組織委員会と海洋管理協議会(MSC)、水産養殖管理協議会(ASC)の間で2013年12月3日の取り交わされた覚書です。オリンピックでMSCとASCの認証水産物を推進するための包括的な合意です。

オリンピック・パラリンピックが開催される27日間で、1400万食もの食事サービスが提供されるとのこと。これは、平時における世界最大規模のケータリングであり、オリンピック開催都市にとってはとても大きな課題であるそうです。選手、職員、報道関係者など、多くの関係者にとって、毎日の食事は元気の源であり、そして大きな楽しみであることでしょう。それらが、どのような考え方に基づいて提供されるかは、オリンピックの精神や大会運営の方針を表す重要な点と言えます。

2016年のオリンピック・パラリンピックでは、提供されるすべての水産物がMSC認証あるいはASC認証を受けたものとされる予定です。また、地元の小規模養殖場と伝統的漁業からの水産物が優先的に調達されるであろうとのこと。高く評価されているMSCとASCと、ブラジルの漁業と養殖業がパートナーシップを組むことで、地元の食品業界の発展につながるのみならず、閉会後も「オリンピックレガシー」としてよい影響を残すことが大いに期待されています。

選ぶ立場で嬉しいしるし

eco-friendly_3-002.png日本でも、最近では多くの企業が調達方針を定めています。社会、環境、経済に配慮した考え方を取り入れる動きが感じられます。また、身近なところではレストランで材料の産地が明記されているのを多く見かけるようになりました。

選ぶ立場としては、やはり何か「信頼できるガイドライン」があり、それが信頼できる組織によって証明されていることで、自分が必要な選択、つまりトレーサビリティや環境負荷といったことを確認することができ、納得して手にすることができます。

たとえばそれが水産物であれば「MSCやASC認証のマーク」が選択のための重要な役割を果たすことは言うまでもありません。目に見える情報である魚種や値段のみならず、適切に資源管理されていることや、環境配慮がなされた資源であることがマークで明確に示されることで、消費者が安心して選択することができます。

画像 上:MSC認証マーク 下:ASC認証マーク

今とこれからと

2014年11月末時点で、ブラジルでのMSC 認証取得者はMSC COCが2件、ASC養殖認証はまだ認証取得者はいません。世界では、MSC漁業認証が243件、MSC COC認証が2,781件(2014年10月末)、ASC養殖場認証は93件、ASC COC認証が403件(2014年9月末)です。

これからオリンピックに向けMSC、ASCとオリンピックの組織委員会が協力していくことで、ブラジルでの認証取得者数、そして流通する認証製品数も大きく伸びることでしょう。2016年のオリンピックには、多くの人がブラジルを訪れると思いますが、国外からの訪問者にどのような考えのもとに水産資源の調達を行う体制をとっているかをアピールすることは、訪問客への強いアピールになります。

また、ロンドンのケースでもご紹介したように、オリンピックレガシーも注目すべき点です。ブラジル国内において、調達の考え方や行動がさらに広がり定着していくことが期待されます。また、国外からの多くの来訪者がこの大会でMSC・ASC認証を知る機会を得ることで、その意義がよく理解されれば、彼らが自国に帰りMSCやASCの水産物を選択するようになるかもしれませんね。

オリンピックをはじめとして、世界で開催されるさまざまな大会で、このロンドンやリオデジャネイロなどのように社会や環境に配慮した調達の考え方が取り入れられ、実行され、そしてレガシーとして残されていくようになれば、世界中で環境調達が広がっていく可能性が期待できるのです。オリンピックのように大きな大会だけではなく小さなところでも、たくさんの点が重なれば大きなつながりになります。素晴らしいことですね。

参考情報

- MSC website: http://www.msc.org
- http://www.msc.org/newsroom/news/rio-2016-to-support-msc-and-asc-certified-seafood
- http://www.msc.org/newsroom-ja/news/qkb14p
- ASC website:http://www.asc-aqua.org
- Sustainability Management Plan: Rio 2016TM Olympic and Paralympic Games March 2013 - version1
- このページの広告主はサイトのスポンサーであり、リオ2016五輪とは関係がありません。
- ACC-MSC-020

■この記事はCSRJAPANに2014年11月11日に掲載されたものです

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