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CSRを経営に活かすいい方法はありませんか?

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CSR部の役割を再度見直してみることが大切です。単にCSR活動の事務局として受け身で仕事をしていませんか?CSR部は企業全体を見渡す経営の品質を保証する機能として活かしましょう。

企業によってCSRに対する取り組みは様々です。
CSRを企業の中枢にすえて事業を実施している企業もあれば、本音のところでは、コストセンターと考えている企業も多くあるようです。

まずは自社の組織の成り立ちを考えてみましょう。大きく分けると4つの分類に分けることができます。

自分の会社のCSR部門は何型?

企業によってCSRに対する取り組みが様々な原因の一つは、企業のCSR部門の成り立ちにあります。

もともと、日本では公害対策の環境部門からCSRの前身となる活動をスタートさせている企業が多いのですが、その後の企業の取り組み方によって、企業の中でのCSR部門の立ち位置も異なります。

まずは、今おかれているCSR部門を分析しましょう。

1.専任不在 非日常委員会型 CSR部門
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この型は、普段は環境部や広報部などの業務をやりつつ、定期的な委員会の時や、CSRレポート作成などのプロジェクトの時だけ召集され、CSR活動を担当する形です。
常時活動するようなCSR部門自体は存在しないため、CSR活動が単発で責任の所在もあいまいになりがちです。また、マンパワーが不足しているため、報告書を作るのが精一杯という状況です。

CSR活動を始めたばかりの企業、専任のCSR担当者を置くほどでない中小企業に多く見られるケースです。

2.守りの現場型、コーポレート型 CSR部門
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このコンプライアンス重視型には現場型とコーポレート型の二つのケースがあります。

    • 現場型
    • 環境安全管理・廃棄物管理などのコンプライアンスに重点をおいて形成されてきた部署が発展し、総務関連の部門の中に入るなどして、CSR部門になった場合。 報告書が環境報告書に近く、環境データ、環境コンプライアンスが充実しているのが特徴です。

BtoBの企業の中で、とりわけメーカーに多い形式です。

  • コーポレート型

管理部門(法務、人事、経理、財務)などリスクマネジメントに携わる方中心に部署が発展し、CSR部門になった場合です。報告書は内部監査、会計監査の流れを汲み、個人情報管理や、知的財産管理、第三者認証等が充実している特徴があります。

基本は守りのCSRとなっており、正確性にこだわった情報発信となる傾向にあります。BtoBの企業の中に多く見られます。

3.攻めの広報型、マーケティング型 CSR部門
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主に広報部、マーケティング部などの部署がCSR部門になった形になります。
社外への発信やPR等に力を入れているため、報告書の記載がカタログや社内報等、個人向けのわかりやすいデザインや記載になっている傾向があります。


BtoC企業に多い形で、1.2の活動に加えて、CSRをどう伝えるか、どう販売促進へとつなげるかに力点を置く傾向があります。

4.経営直下型 CSR部門
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経営企画、社長室などの部署がCSR部門になった形。

経営直下ということもあり、企業のCSR活動と経営の距離も近い型です。トップダウンのため、CSR方針と経営理念の連携などはやりやすい一方で、環境管理や営業といった、現場の理解が得られるかが鍵です。

経営者がCSRに力を入れている、あるいはCSR部門を大々的に立ち上げる前の方針策定段階の状態の企業に良く見られます。


1~4のCSR部門の体制概念図はこちら

CSR部門の立ち位置を考える

細かい差異はあるにせよ、大きく分けるとCSR部門の立ち位置は、上記の非日常委員会型・守り型・攻め型・経営型の4つのカテゴリーに分かれます。

経営型に近づけば近づくほど、経営に直接CSRを活かしやすくなります。

CSR部門を経営に活かすには

経営者が気にしている点は、「CSRに取り組むことで、どれだけ会社にとってのメリットを得られるのか?」という点です。

もちろん、環境商品やサービスであれば、その売上高が利益に貢献するので目に見える形に表すことができるのですが、残念ながら社員のモチベーション向上や潜在リスクの回避等のCSR活動が売上や利益にどれぐらい貢献しているのかを明確に伝えることは難しいです。

CSR業務というのはマーケティング活動と一緒だと考えられます。

マーケティング活動というのも、最終的には顧客への売上貢献には目に見えるものがなく、認知や集客などのように、なかなか利益には繫がってこない部門です。明確な指標作り(KPI)が大切だと思います。CSR活動というのが、どのように企業の売上や利益に繫がっているかを示す関係図を作成してみるのもひとつの方法です。


関係図をもとに、各指標を設定して、経営にアピールしてはどうでしょうか。

(2014年3月11日更新)

執筆者プロフィール
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猪又 陽一
アミタ株式会社
環境戦略支援グループ CSRプロデューサー

早稲田大学理工学部卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションに入社。理科教材やダイレクトマーケティングを経験後、外資系ネット企業やベンチャーキャピタルを経て株式会社リクルートエージェントに。インターネット転職市場の新規事業を軌道に乗せた後アミタに合流。環境・CSR分野における仕事・雇用・教育に関する研究に従事。環境省「活かそう資源プロジェクト」メンバー。GC-JNの分科会幹事を歴任。現在、CSRレポート比較サイト「CSR JAPAN」をプロデュース。企業、大学などで講師やファシリテーターなど経験多数。2010年企業ウェブ・グランプリBtoB部門「おしえて!アミタさん」受賞。学生へのCSRレポート普及などのプロボノとしても活躍。

Twitter:http://twitter.com/inoyoko1226

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