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CSRレポート発行は中小企業にとって、どのように役立つものでしょうか

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中小企業にとってCSRレポートとは、「自社が持続的に発展するための取り組みをまとめ、企業の見えない価値を発信する媒体」の一つです。定期的に自社の経営戦略をレビューし、社内で共有すれば従業員の意識向上に、社外と共有すれば企業ブランディングにつながる可能性があります。

CSRレポートの活用例

実例として、当社がレポートを発行することにした経緯をご紹介します。発端は、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークの中の学習と行動の場のひとつに当たる「中小・中堅規模の団体のためのCSR活動研究分科会」で、当社のCSR活動を発表する機会があったからです。

自社では当然のことだと捉えていたCSR活動が外部の目線で評価され、足りない部分を客観的に指摘される等、非常に有意義な時間でした。そして、アドバイザーの方から「これだけ取り組みが進んでいるのであれば、外部を意識してレポートを発行したらどうか」とご助言をいただいたのが制作のきっかけとなりました。

完成後、既存の取引先に配布したところ「子育てママが活躍しているんですね」というコメントや新規の営業先でお伝えした際には「面白い会社紹介ですね」と驚かれたりもしました。売上に直結こそしませんが、「企業らしさ」「企業価値」を伝えられるツールであることは間違いないと感じています。

レポートに取り上げる内容やスタイル、使い方に正解はありません。当社自身も試行錯誤でレポートを模索しています。日本を支える中小企業の各社が、自社の見えない価値を伝える手段として、独自のCSRレポートづくりにチャレンジしてほしいと思います。

関連セミナー

アミタグループでは、中堅・中小企業が、企業体質強化、差別化としてCSRを活用するための無料セミナーを開催します。CSRに取り組む意義、実際にCSR を活用している企業の実例を交え、経営戦略への活かし方、CSRレポートの効果的な作り方、発信方法等をお伝えします。ぜひお気軽にご受講ください。

執筆者プロフィール
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多田 尋一
株式会社ブレインネットワーク
プロジェクトマネージャー

地方新聞社の経済記者を経て、株式会社ブレインネットワークに入社。上場企業のアニュアルレポートおよび会社案内、CSRレポートなどの企画・制作支援に従事している。また、同社が2010年に国連グローバル・コンパクト(UNGC)に署名後、2011年にUNGCのジャパン・ネットワークにて「中小・中堅規模の団体のためのCSR活動研究分科会」を立ち上げ、現在まで幹事を担当。中小企業がCSRに取り組む意義及びメリット、レポーティングの進め方などについて有識者を招きながら議論する場をコーディネートしている。

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