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CSR活動で学生を巻き込むための注意するポイントは?

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それは、「学生と企業人の違いを理解すること」です。

当然のように思われるかもしれませんし、企業で働いている人も元々は多くが学生だったのですから、簡単だと思うかもしれません。しかし、卒業して間がなければこのことはそれほど難しくはないかもしれませんが、時間が経つにつれ「学生の頃どのようだったか」は覚えているようで忘れているものですし、「今の」学生がどのようであるかはなおさらのこと分かりにくいでしょう。

CSR活動をリクルートに繋げることで中長期的な利益になる

最近では、CSR活動の一環で学生を巻き込みたいと考える企業は増えているように思います。企業にとっては自社の活動の若い世代への理解を広げることができるうえ、リクルートの一環になる可能性があります。また、学生にとっては普段得ることのできない貴重な機会を通じ、成長に結びつくでしょう。一見良いことづくめのように見えるCSR活動への学生の巻き込みですが、企業対企業の活動(取引)と違うため、今の学生の理解は必要不可欠となります。

例えば、社会人と学生との違いは、ビジネスマナーやビジネスの慣習を知らないこと、活動を進める上でのスピード感、活動の継続性に対する考え方、成果物のクオリティに対する考え方、技術・経験など、多岐にわたります。双方が満足して活動を行い、目指す成果を上げていくには、このような違いをあらかじめ理解したうえで活動計画を立てていく必要があります。そのためには、学生との接触回数を増やして、今時の学生の気持ちや考え方を理解する場を用意していくことも必要だと思います。

執筆者プロフィール

mr.fukushima.jpg福島 宏希(ふくしま ひろき)氏

早稲田大学理工学部卒業、フロリダ州立大学大学院(修士)修了。環境コンサルティング会社に勤務し、国内外の法人営業を担当した後、環境NPOの職員となる。洞爺湖G8サミットに向けた青年の分野横断プロジェクト「Japan Youth G8 Project」を主宰し、World Youth Summitを開催。2012年にブラジルで開催された「リオ+20(国連環境開発会議)」に政府代表団顧問として参加。現在は活動する若者の分野・地域横断のプラットフォームを築く「United Youth」(http://unitedyouth.blog96.fc2.com/)を主宰している。

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