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ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず(産業廃棄物)とは?リサイクル方法も紹介
2025/07/03 更新
本記事ではガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くずという廃棄物の種類と、そのリサイクル方法についてご紹介しています。
ガラスくず、陶磁器くず、コンクリートくずとは
ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずとは、ガラス類、陶磁器、レンガくず、インターロッキング※1くず、石膏ボードくず、コンクリートくず※2、石綿含有産業廃棄物(重量比0.1%を超えて石綿含有するもの)等とされています。
逆に工作物の新築・改築又は除去に伴って生じたものはがれき類となるため注意が必要です。
※1:インターロッキング:舗装に用いるコンクリートブロックの一種
※2:工作物の新築・改築又は除去に伴って生じたものを除く
ガラスくず、陶磁器くず、コンクリートくずのリサイクル方法
ガラスくず、陶磁器くず、レンガくず、コンクリートくずについては、以下のようなリサイクル方法が考えられます(画像はクリックすると拡大します)。

※3:カレット:ガラスくずをリサイクル原料として利用できるように細かく砕いたもの
※4:路盤材として使用される場合、土壌環境基準に適合する必要がある
処理費用低減や有価物化のためのポイント
有価物化を図るには、自社で排出する廃棄物の成分や性状を正確に把握し、品質管理を含めた製品と同等の管理が求められます。成分や性状が安定していることが重要なポイントです。なお、中間処理会社や最終処分会社で原料化や無害化にコストがかかる廃棄物は、一般的に処理費が高くなる傾向があります。
- 廃棄物の組成がはっきりしている
リサイクル事業者に対し廃棄物の組成や融点がわかるSDS(Safety Data Sheet : 安全データシート)やWDS(Waste Data Sheet:廃棄物データシート)などで適切な情報を提供することで、資源化への検討がスムーズになります。 - 分別管理が徹底されている
成分・性状が安定しやすくなるため、より安価なリサイクルや有価評価の可能性が出てきます。 - リサイクル事業者にとって使用しやすい形状に近づける
リサイクル方法によって、適した形状は異なります。たとえば、窯業向けには粉状が適している一方で、路盤材として使用する場合は、ある程度の塊のままの方が望ましいことがあります。同じリサイクル方法でも、処理を行う会社や取扱量によって最適な形状が変わるため、事前に確認することが重要です。 - 発生量が安定している
リサイクル事業者が原料として使うには、量の安定化も必要になります。
アミタは多数の排出事業者から様々な成分・性状のものを受け入れているため、不安定な成分・性状・量を安定化させリサイクルすることができます。またリサイクル事業者のニーズや、リサイクルにおける好事例のご紹介等を通じて皆様の改善へのお取り組みのご支援を行っています。
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