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スピードとビッグデータ:第2回対談 セールスフォース代表取締役社長 宇陀栄次氏(4/7)藤原仁志の「対談:攻める!環境部」

前回までの話はこちら 第2回対談 セールスフォース代表取締役社長 宇陀 栄次 氏(3/7)

数が集まればものすごいパワーになるという点をうまく活用していろいろな人の知恵を集めてくる。

宇陀:もともとセールスフォース・ドットコムは、中小企業のいろいろな会社が、それぞれの利用方法を見つけながら積み上げてきたものなんですよ。今では、かなり高度な機能が提供できて、現在はどんな一流企業のご要望でも弊社のサービスや機能で足りないだとか、陳腐だとかいわれることはなくなりました。

でも、それはなぜかというと、現在約6万社、ユーザー数にして200万人の知恵の集約があるからなんですね。それによって出来上がってきた仕組みなんですよ。だから、私たちの思い込みで機能をつくったというよりも、最初の起点は自分たちの努力でつくりましたけれども、いろんなお客様の知恵を集約したことが、実はわれわれがやってきた事業といえると思います。

それをひとつの企業がゆっくり時間をかけてやってしまうと、その間に知恵も陳腐化してしまう。だから、我々は皆さんの声を常に取り入れながら、年に3回もシステムをバージョンアップしています。そうすることによってその時代の最先端の技術をどんどん取り込みながら、しかもそれは追加費用なしで提供できるというわけなんですね。それぞれのビジネスを行っている企業が、常に新しいアイデアとか新しい考え、情報、あるいは企画、プロジェクトといったものを私どものシステムの上で、どんどん取り組んでいけるわけです。

第2回対談 セールスフォース代表取締役社長 宇陀栄次氏(4/7)
スピードの秘訣は構造の違い

そして、もう一つの特徴はスピードなんです。ちょうど環境関連の仕事で、よい事例があります。経済産業省が手がけたエコポイント事業がありますね。弊社はこのエコポイント申請システムを提供しました。スタートまでに1ヶ月くらいしかなく、しかもユーザー数は最終的に2,000万人ぐらい使う可能性があるということなんです。普通のシステム開発だともうその時点でお手上げだったと思います。

藤原:普通はあり得ないですね。

宇陀:そうなんです。従来のシステム開発のやり方では、10月ぐらいがめいっぱいですというお話だったらしいんですよ。経産省としては経済効果と環境の同時効果を狙ってはじめた施策ですが、申請のタイミングがずれると逆効果になっては困る。そこでスピードがとても大切ということになって、弊社がシステムを提供したと。

藤原:なるほど。おもしろいですね。

宇陀:よくシステムというのはスピードが大事だと以前からいわれているのですが、実際にはなかなかスピードがあがらない。何で弊社がこういうことができたかというと、その特定の用途のためのシステムをいちいちつくっているわけではないからなんです。

例えば弊社の入っている六本木ヒルズのビルを1カ月でつくってくれといっても、どこの会社もできないわけですね。でも、この1フロアをちょっといじって、仕事ができるようにしてくれといわれれば、大抵のところは1ヶ月あればできるわけですね。これは根本的なモデル(構造)の違いなんです。

だから、従来のやり方でみんなが徹夜して頑張って早くやりましょうというのと根本的に全然違っているんです。つまり、根本的なモデルの違いが画期的なスピードをもたらす。そもそもビジネスのモデルが違うからできるわけなんですよ。御社がこれから実行しようとしていることも、やっぱりそれに近いと感じています。

要は、今までのブラックボックスのようなモデルから、何か逆の循環モデルに注目してみたところで今はまだ何がこれから起きるか分からないと。どういうニーズが出るか分からない。そこに50億も100億も投資なんかできるわけない。でも、数が集まればものすごいパワーになるという点をうまく活用していろいろな人の知恵を集めてくる。相当のスピードで広がっていく可能性があるんですね。

藤原:本当におっしゃるとおりですね。

次回「第2回対談 セールスフォース代表取締役社長 宇陀栄次氏(5/7)」へ続く

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